【アニメ】新世界より 第22話 ネタバレあり

野狐丸が人間たちを放逐し、バケネズミ帝国への礎を築きつつある。

奇狼丸はあくまで人間に忠実であるようだった。
乾を助け、人間の下へとやってきて、幽閉される。
早季と思うようにヒドイとも取れるが、野狐丸の術中にはまり、壊滅状態に近い今の神栖66町において、例え従順なバケネズミであろうと、それが策謀でないとは言い切れない以上、同じ立場で奇狼丸を全面的に信用できるかと言えば、難しいと思う。
奇狼丸と対峙し、奇狼丸の矜持や義理堅さに触れた早季たちだったからこその信頼であったと思う。

いよいよ、クライマックスが近づいてきた感のある新世界より。
パズルのピースが、より明確な形で示され始めたのではないだろうか?
同じような状況を体験した一人と一匹。
悪鬼はなぜ殺さなかったのか?
乾はまだしも、奇狼丸の状況で殺さないのは呪力を使いすぎたために疲労していただけなのか。
似通った状況が同じ回で示されることに、意図があるようにも思う。

気になることは、大雀蜂が敗れた状況の中にも。
なぶり殺しにしたかっただけなのか?
戦い方に不自然さが残る気がする。

これから、よりハッキリするのかもしれない。
これらがピースなのか、そうでないのか。


(以下、あらすじ)

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【アニメ】新世界より 第21話 ネタバレあり

野狐丸のグランドデザインが明らかになる回。
それを知ってしまえば、覚に襲い掛かったバケネズミの言葉も納得できる。
より現実的で、バケネズミの悲願を成就できる計画。
屈辱は与えた方は、受けた方ほど実感がないらしい。それは早季の言葉にもあらわれていた。
そうなることが当然と捉えているから、そもそも基準が違う。
同じではないのだから、人間のために奴隷の如く働くことは当然の事。バケネズミに対し生殺与奪を自由にしても、危険の排除、当然の罰則でしかない。
バケネズミにすればたまった者ではない。その感情をわずかでも人間に味合わせたい。その感情が湧いて当然だろう。
ここらへんが野狐丸が勢力を拡大した基盤なのかもしれない。

新見さんの最後の使命。
あれ程の目立つ行動をすれば、敵に位置を知らせてしまう。
もしかしたら、新見さんは自分に敵を引付けようとしたのではないか?
放送自体にも意味はあったかもしれない。
が、頑なに使命を全うしようとしたのは、富子もその思惑があり、新見さんはそれをわかった上で早季たちの方が少しでも手薄になればという思いがあったからではないだろうか。
だからこそ、すぐにレコードにして電力供給のみ集中することができれば、マイクの前にいる必要がなくなる。
水車が見える位置で隠れていれば、細かい位置の特定がされづらく少しでも時間を稼ぐことができると考えたのかもしれない。

呪力は他の兵器に比しても、先制攻撃を重要とする能力だろう。
兵器の場合はさまざまな無効化、迎撃手段が登場したが、呪力は発動が一瞬で、かつ直接に力を加えることができるため、防御手段が乏しい。
物質を利用した攻撃であれば、まだ防御手段が存在するだろうが、直接体に呪力を及ぼす攻撃は防御手段がない。
だからこその愧死機構なのだろうが、すべての呪力の持ち主に備わっているという前提が崩れれば、あとは足枷にしかならない。
だから、呪力がいかに強大であろうと先制攻撃できなければ、呪力を行使する機会さえ与えられない。
鏑木肆星が敗れた理由はそこにある。


(以下、あらすじ)

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【アニメ】新世界より 第20話 ネタバレあり

悪鬼が登場し、物語は佳境へと進みだす。
悪鬼に追われ、早季はこれまで味わったことの無いほどの死を身近に感じているようだった。
自分が死ぬ。そのイメージがはらってもはらってもまとわり着いてくる感覚。
覚も同様であるようだった。
しかし、追い詰められた時の覚は以前にも増して冷静であるようだ。

早季は教育委員会を敵視し、だが、悪鬼を前にその妥当性にうなずかざるを得ない。
富子に知らせるまでは、まだ、何らかの対策が立てられると思っているようだが、それが容易ならざることであることも覚悟していた。
だが、富子は打つ手はないのだと言う。
「愧死機構」に加え、「攻撃抑制」がある以上、危害を加えようとすることすら難しい。
暗澹たる気持ちになる早季。
そして、町に悪鬼が姿を現したと噂が届く。
野狐丸が切り札を投入したということは最終段階と考えていいのだろう。
早季たちには抗えない。だが、富子に言われるままに清浄寺に行く以外に手はなかった。
あのバケネズミのミュータントで吹き飛ばされ、最早、唯一残された仲間である覚ともはぐれ、頼れるものなどない。

それにしても、野狐丸はなぜ切り札でありこれまで人間に対し秘匿し続けた悪鬼を、まず病院に投入したのか?
病院の人間を皆殺しにできると踏んでの投入かもしれないが、万事慎重の野狐丸の行動とは思えない。
むしろ、悪鬼がいるのであれば、病院を残しておいて負傷者が病院に集まったところで一網打尽でもいいような気がする。
人質を取りたかったのかも知れないが、病院である必要があるだろうか?
病人やけが人であっても呪力が使えるということであれば、逃げ出す可能性が低いぐらいしか病院で人質を取る意味などない。
それとも、他に何か目的があったのか?

そして、悪鬼と言われている悪鬼は本当に悪鬼なのか? 悪鬼であるならば、なぜバケネズミに加担しているのか? 悪鬼であっても理性的に行動する悪鬼もいるらしいからバケネズミと共闘しないとは限らないが、殺戮をこのむ悪鬼にとってはバケネズミですら殺戮の対象でしかない気がする。
そこがどうなっているのか?

さらに途中、早季の意識が混濁した際によぎった、
「水路以外の移動手段」
「水車で発電された電力」
「伝声管以外の伝達手段」
「早季はわたしが守ってあげるから」
という言葉はどういう意味を持つのか?
神栖66町では水路をメインの移動手段として使っている。その水路を使えないために早季は町へ急ぐことが困難だった。
そして、神栖66町の水車による発電は、公民館の放送にのみ使われている。
伝声管以外の伝達手段は公民館の放送のみ。伝声管はバケネズミの爆破などの攻撃により使用不可能になっているため、伝達手段がない。統制も取れない。

あの水生バケネズミのミュータントの爆発は人間に大打撃を与えた。
だが、野狐丸の真の狙いは...
なかなかに、周到な気がしてならない。

ヒトモドキという人間に似せたバケネズミを人間に紛れ込ませ、人間の班と思わせた集団から攻撃を受ける。または、班員に化けて攻撃する。
もちろん、ヒトモドキとしたバケネズミはほぼ討伐される。
しかし、その効果は大きな不信を人間たちにばら撒き、同士討ちを引き起こす。
相打ちである必要はない、あやまって人間を殺せば殺した方も「愧死」するのだから。

夕立ぐらいに思っていた雨雲は台風という強大な姿を現し始めたようだ...


(以下、あらすじ)

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【アニメ】新世界より 第19話 ネタバレあり

呪力が絶対的な優位を築いている、バケネズミと人間の関係。
呪力さえあれば、バケネズミに負けるはずがない。
しかし、人間がもっとも恐れ、子供を殺してでもその存在を生み出さないようにしていたはずの存在が現われる。
まして、バケネズミと共に行動しているとなれば、その関係は一変する。
それどころか、人間にはその存在を排除する術は少なく、かなりの幸運にでも見舞われない限り不可能に近い。

それが存在しているとして、確かに人間はどう対抗するのだろうか?
それでも、何も知らないよりはその存在を知っていた方が、逃げるという選択もしやすいだろうし、生き残れる人数も増えるかもしれない。
だが、野狐丸が狙っているのはおそらく人間の全滅であろうから、逃げたとしても一時しのぎにしかならないだろう。
早季や覚はどうやってそれに対抗するのだろう?
それ以前に、追われた早季たちが助かる方法とは何だろうか?

それにしても、一人で病院内に行こうとする覚を押しとどめた時の早季の目。これ以上仲間を失わない。二人きりになった覚だけは死なせないという思いが伝わってきましたね。


(以下、あらすじ)

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【アニメ】新世界より 第18話 ネタバレあり

いよいよ、燃え盛る事件の炎。
結果から言えば、慎重で臆病だった教育委員会議長 鳥飼宏美が正解だったと言うことだが、断定するほどの材料もなく、ましてやバケネズミ同士の戦いが人間への攻撃に波及するとは、野狐丸を警戒していた早季ですら考えられないことだったろう。

しかし、野狐丸の用意は周到であるようだった。
まず、多くの人が町の中心部に集まる祭りの日を選んでいること。
化け物の扮装をさせることであらかじめ人間に紛れ込ませ、あちこちで人間を毒殺させることで、混乱を起こす計画。
混乱がじわじわと広がりだした頃合を見て行われる、方々での爆破。混乱を一気に加速させ、また、冷静な反撃のヒマを与えないようにしようという戦術は完全にあたっていた。
鏑木肆星がいなければ、人々は冷静さを保つことはできなかっただろう。
だが、鏑木肆星と日野光風の反撃にすら、用意をしていた。
油断からあっさりと日野光風が冥府の門をくぐる。

立て直した人間たちは反撃に出る。五人一組で行動し、周囲を巡回し、バケネズミの掃討作戦に出る。
だが、これほど周到に用意している野狐丸がこういう展開になることを想定していないとは考えられない。
よしんば、鏑木肆星も日野光風と共に葬れる算段をしていたとすれば、計画からずれてしまったとも考えられなくはないが、相手は神栖66町でもっとも強力な呪力の持ち主である。そんな甘い見込みの作戦であればもっと早くに破綻してもおかしくはない。
そう考えると、やはり奇狼丸が敗れた原因が呪力ということが信憑性を帯びてくる。
呪力に対抗する術がないから、バケネズミたちは人間に使役される地位に甘んじているのであるから。
しかし、どこから。バケネズミが呪力を持つということは考えにくい。
やはり、そうなるとマリアの台詞が利いてくるのか?
真理亜も守も死んでいるのが確実だとすれば、そういうことなのか?
でも、二人の間に子供ができたとして、月日はたっているから成長しているとしても、攻撃抑制や愧死機構は遺伝子に組み込まれたものであるから正常に発動する。だとすれば、人間を攻撃することはできないはず。
補助する役割か、盾となる役割か、そういった類なのだろうか?
それとも、真浬亜たちに子供はいなくて、まだ登場していない「悪鬼」が登場するのか?
野狐丸は悪鬼をコントロールできる術を手に入れたのだろうか?
次回予告を見る限りでは悪鬼出現ぽかったですけどね。


(以下、あらすじ)

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