難しいです...

拍手コメントで、前回の2枚目のような一部だけ色を残したような加工がフリーソフトなどでできますかという質問をいただきました。
今回は自分なりにその質問に答えてみたいと思います。

このような写真の加工をするためには、主に二つの方法があると思います。
ひとつはRAW形式で写真を撮り、現像ソフトの機能を使ってこのように現像する方法。(ちなみに自分はこのパターン)
もうひとつはレタッチソフトというものを使って、出来ている写真に加工する方法があります。
よく使われるJPEG形式の写真があります。
確かにその形式であっても現像ソフトで色味などを変更することはできないことはないです。
しかし、加工できる範囲がRAWに比べると狭くなってしまうので、レタッチソフトを使う方が仕上がりがよくなると思います。

ここで、最初に自分の結論を言ってしまうと、簡易なソフトではフリーであれ、有償ソフトであれ、『できない』と言って差し支えないと思います。
フリーソフトについて検証したわけではないのですが、フリーでも相応の機能を有しているソフトがあれば、自分のやったことと同じことは出来ると思います。

今回、重要となるのは色の部分になります。
色というと、色相、彩度、輝度といったパラメータがあるソフトであれば出来る可能性はあると思います。
重要なのは彩度。
彩度はあげると鮮やかになり、一定を超えるとギトギトとして下品な色になります。
逆に下げると、色あせたようになり、最終的にはモノクロ写真のようになってしまいます。

では、具体的に今回、自分がアドビのライトルームで現像したときにパラメータについて説明したいと思います。

20160421display01.jpg
これがライトルームの画面。
簡易なものでは出来ないとかえらそうなことを言っていますが、いじっているのは写真の『ココ』と書いてある赤い枠の中の3つのパラメータだけです。
このままでは見づらいので拡大します。

20160421display02.jpg
赤いアンダーラインが入ったのがパラメータ名。
『明瞭度』『自然な彩度』『彩度』の三つです。
ゼロは基準値で、プラス100からマイナス100まで設定できます。
実際の設定値は写真の赤囲みの中です。
ただ、明瞭度は写真がプラス指定してあればシャープに見え、マイナス指定してあればソフトに見えるというだけなので、今回の内容には直接はかかわってきません。
そう考えると、二つのパラメータだけでこの写真のイメージは変更されているわけです。
ただし、すべての写真がこれで思ったような写真の見た目に変更できるわけではありません。
今回は水仙の黄色が色味が強く、うまい具合に残っただけで、同じ設定をしても自分が思った色が思ったように残ってくれるとは限りません。

確実な方法はレタッチソフトであれば残したい色味のところ以外を範囲選択して、彩度を白黒まで落としつつ、色をなじませるような作業が必要になるでしょう。
あるいはマスクを利用する方法もあるかと思います。
レタッチではいろいろ考えられますね。
現像ソフトでも、ある程度、色毎に彩度を調整できるようなものであれば個別に彩度をあげたり、下げたりで気に入った形を作り出すのが普通の手段かと思います。
ですから、簡単操作でいい感じというような現像ソフトではちょっと細かな設定ができないため難しいということになってしまうわけです。

おまけですが、自分はライトルーム以外にもサイバーリンクのフォトディレクターという現像ソフトを持っていて、そちらはライトルームに近いパラメータ設定があり、『自然な彩度』も『彩度』のパラメータもあるので、同じように設定して出力してみました。

20160421sample-1.jpg
元画像をパラメータ変更なしで出力した写真

IMG_5542.jpg
ライトルームで加工後に出力した写真

20160421sample-4.jpg
フォトディレクターで加工後に出力した写真

どうですか?
意外と違ってきますよね。
このように現像ソフトでは同じパラメータであっても出方が違ってきますので、見て調整する必要があります。

余談ですが、今回、この写真をこういう加工した一番大きな理由は実は『ハエ』です。
写真の左端の中央やや下にハエがバッチリ写っていて、しかも、ピントが合っているあたりにいるのでそのままでは目立つのではないかということで、単色で視線をひきつけるとともに、ハエの周りをモノトーンにして黒いハエを目立たなくしようとしたわけです。
結果、モノトーンコレクションの仲間入りに。^^

今回は細かく、面倒くさい話で申し訳ありませんでした。
読んでいただきましてありがとうございます!

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