【アニメ】新世界より 第17話 ネタバレあり

今回は、26歳の物語の大きな事件への序段であるので、レビューはせずにちりばめられた注目部分を箇条書きの形にしたいと思います。

人間はなぜ、わざわざ醜悪な生き物を選んで、品種改良によって人間に近い知性を持つ生物を生み出したのか?

バケネズミをなぜ「異類」と言い換えるのか?

鼈甲蜂はなぜ被害を訴えなかったのか?

野狐丸が関与しているとして、なぜ書類提出をしなかったのか?

異類管理課は閑職として扱われているようで、人員も早季と課長の二人。人々はバケネズミに興味や関心が薄い。
早季の報告で、塩屋虻が革新的なコロニー合併を行っていることを聞き、はじめて驚いている。

鼈甲蜂は、なぜ血縁関係にある大雀蜂を裏切り、木蠹蛾に寝返ったのか?

精強な兵士を作り出せる大雀蜂軍が敗走ではなく、全滅した理由は?

恐ろしい事件の幕開けとは? 破滅の足音とは? そして、野狐丸の関与は間違いないとして、それは直接なのか、それとも間接なのか?


(以下、あらすじ)
早季は26歳になっていた。
勿論、全人学級は卒業し、茅輪の郷にある町立保健所の異類管理課で、バケネズミの実態調査と管理を行っている。
バケネズミの生態の研究なのか、異類管理課ではバケネズミの祖先にあたるハダカデバネズミの飼育を行っていた。
そして、早季はその世話を任されていた。

その異類管理課に覚が訪ねてくる。
二人はケンカをしていて、早季の態度は露骨に挑発的だ。
覚は早季の機嫌をうかがいながら、本題に入る。
奇狼丸率いる大雀蜂コロニーの直系のコロニーにあたる鼈甲蜂コロニー。
覚が勤める妙法農場で、その鼈甲蜂コロニーのバケネズミに櫟林の郷の奥で粘菌の採取をさせていたらしい。
その鼈甲蜂コロニーのバケネズミが他のバケネズミに待ち伏せされ襲撃を受けたのだという。
しかも、その襲撃方法からみて明らかに故意に襲ったらしい。
最強のコロニーと目される大雀蜂コロニーに宣戦布告する形になるこの襲撃は、やはり、事情に疎い外来種のバケネズミの仕業ではないかと考えたが、外来種は最近現われていないという。
結局、襲撃がどこのコロニーのバケネズミによって行われたかは謎だった。
だが、この時の早季は、町で一番バケネズミに警戒心を持っていたに違いないが、それでも単なるバケネズミ間の小競り合いが起こったぐらいにしか考えておらず、また、この事件を覚と仲直りするきっかけになったと内心喜んでいた。

保健所の月例会議は、この日普段とは比べ物にならないほど緊迫した様相を呈していた。
いつもの保健所のメンバーだけでなく町の有力者三人が軒並み顔をそろえていた。
職能会議代表の日野光風、安全保障会議顧問の鏑木肆星、そして倫理委員会議長の朝比奈富子。
こういう次第になったのは、先に覚が知らせた鼈甲蜂コロニーのバケネズミが襲撃を受けた事件を問題視されてのことであった。
襲撃を受けたバケネズミは、結局二匹が毒矢によって死亡した。
また、襲撃の実行犯は木蠹蛾コロニーであることもわかった。
木蠹蛾コロニーは中立を宣言した独立弱小コロニーだったが、真理亜たちの一件以降、限りなく塩屋虻コロニーよりのコロニーであると早季は報告する。
なお、この頃にはバケネズミのコロニーは二つに集約が進み、それは大雀蜂系と塩屋虻系であった。
大雀蜂系は昔ながらの女王を絶対とする保守的で人間に対しても極めて忠実なグループ。グループ間で血縁関係を作り、結束を固めている。
塩屋虻系は革命によって女王の支配を廃し、女王は生殖のみに限定し、民主主義を標榜し執政に関しては代議制を布いている。こちらも人間には恭順している。
日野光風は、この事態を二大コロニー間の戦争の可能性があると考え、なおかつ人間に決められた規則を遵守しなかったために、罰としておそらく関与しているであろう塩屋虻系のグループを滅ぼす可能性を口にする。
そして、会議は当事者達の意見聴取へと移る。
会議室に姿を現す、奇狼丸と野狐丸。
奇狼丸は問われるままに、木蠹蛾が実は塩屋虻と既に一体となっていて塩屋虻が主導しているあろうと訴える。
野狐丸は、木蠹蛾は独立したコロニーで、むしろ大雀蜂に脅されていたのだという。
だが、富子は野狐丸に対して質問を投げかける。
野狐丸が木蠹蛾の内部事情に非常に詳しいことを問い詰めると、野狐丸はしばらく答えに窮するが、言い訳がましい説明をする。
質問を続ける富子に、野狐丸はすべては鼈甲蜂コロニーの自作自演なのではないかという。
その可能性があるのかという問いは「ないとは言い切れない」という異類管理課課長の回答で決定的証拠も見つからずに散会となってしまう。

数日後、正式な手続を踏んで、大雀蜂系と塩屋虻系の戦争が行われる。
大雀蜂軍が参加する戦場には早季と鳥獣保護官の乾が赴いていた。
戦いの最中に乾に大雀蜂軍の強さの秘密を聞かされる。
大雀蜂の兵士は戦いの前にある種の薬物を与えられ、使命感が増幅し、恐怖を感じなくなるのだという。
そして、大雀蜂軍は奇狼丸の宣言どおりとはいかなかったが、圧勝ではあった。
返り血を浴びた奇狼丸は忌々しい野狐丸に大きな打撃を与えたと、口元を歪めた。
だが、その戦場に野狐丸の姿はなかった。
また、異類管理課課長が行っていた木蠹蛾軍と鼈甲蜂を筆頭とする連合軍の戦場は奇妙な結末を迎えていた。
戦いは結局木蠹蛾軍の勝利となったが、鼈甲蜂が戦端が開かれるや否や木蠹蛾に寝返ったのだという。
この戦いの発端となった被害者側が加害者側に寝返る。
こうなると、連合軍の他コロニーの軍は茫然自失である。戦うことなく敗れるという結果になってしまった。
この奇妙さはさらに奇怪な知らせへと続いた。

数日後、雨の日、圧倒的有利と目されていた大雀蜂軍は全滅したと覚は早季に伝える。


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