そこが違う!

この間、友人(♀)と話をしていたときの話。
テレビで見た若い女優さんが「小さい頃にプリキュアになれるとずっと思ってた」という話をしていたことを話題として出してみた。
すると、
「いやいやいや、それはない! 絶対、イメージアップキャンペーンの一環だって」
と速攻バトルモード。
確かに、「誰々君かっこいい!」とか言われると、「えー、そう? 俳優の何々の方がかっこいいと思うけど。あんなの作られたかっこよさじゃない?」と自分自身はリングにぶち込む勇気もないのに、否定から入るから人のことは言えない。
ただ、ちょっと食い下がってみた。
「でも、『ちっちゃい頃にプリキュアの服とか売ってて、着てたんですよ! だから、なれるって思ってて...』とか、確かにわかる気もするでしょ?」
「いやいやぁ、ないわぁ」
言わずにおこうかと思っていたけど、さすがに一切の妥協を許さぬ頑固一徹さに意地悪したくなった。
「けどさぁ、君さぁ、確か、『花の子ルンルン』の歌で『いつかはあなたの住む町に行くかもしれません~♪』を聞いて、子供ながらに『ルンルンに会えるかもぉ』って思ってたって言ったよね?」
すると、ひるむ様子もなく反撃してきた。
「それは違うじゃん。ぜんぜん違う!」
「何が、おなじようなもんでしょ?」
「違うでしょ!」
「どこが? 何、自分だけ純真だったって言いたいわけ?」
「だって、純真、ピュア、無垢だっつうの」
「いやいやいや」
「いやいやいや」
「いやいやいや」
「だってさ、プリキュアになれるわけないじゃん!」
「来るわけないじゃん!」
「くっかもしんないじゃん!」
「じゃあ、『今度、ご飯でも。それじゃ!』って人と食事行くなぁとか思うのか?」
「それは思わないわ!」
「だったらルンルンだって、『かもしれない』って濁してるんだから来るわけないと思うでしょ?」
「だって、ナイト2000だって溶岩の中は走れんじゃん!」(注:唐突ですが昔の海外ドラマ『ナイトライダー』の話になってます)
「はあっ? いやいやいや、泥の中を走って、色調整してるだけだって!」
「そら、今見たらただの泥かもしれないけど、子供のときは『すげー、溶岩の中走ってる』って思うじゃん!」
「まあ、君より俺は大きかったからかもしれんが、『うぁ、泥を溶岩っつっちゃってるぅ』って思ってみてたわ!」
「つまんねぇヤツだな!」
「はい、もうしわけありませんね! 大体にして溶岩の何千度のなか、タイヤ持つわけないじゃん!」
「それは特別なタイヤなのさ! だってナイト2000だよ!」
「そうかもしれないけど...」
「ボタンひとつで車が空飛ぶんだよ!」
「大体、飛ぶとき昇り勾配ついてたけどね」
「だ・か・ら、プリキュアにはなれないけど、ルンルンは来るんだって!」
「おい! 急にまとめにはいったけど、どういうこと?」
「だってしゃべる車は一台しかない特別な車でしょ? だから、溶岩でも溶けないタイヤはいてるし、空も飛べるの」
「うん、まあね」
「これが何台もある車だったら、『そんなばかなぁ』ってなるよ」
「なるの?」
「なるにきまってんじゃん、バカじゃないの?」
「いいわ、続けて」
「つまり、プリキュアだっているけど...」
「おいおい、おかしな事言い出したぞ」
「いるけど、一人しかいないわけ」
「えっ、オールスターズとか言って映画やってたけど」
「いや、それはファミリーがいっぱいいるだけで、プリキュアのなんていうのかはわかんないけど、そのプリキュアは一人しかいないわけ」
「あー、そういうこと?」
「やっとわかったか?」
「つまり、ウルトラマンもタロウ、セブン、ゾフィーっていっぱいいるけど、タロウは一人だけしかいないってことね?」
「そう」
「つまり、『AKBに入りたい』っていうのはいいけど、『まゆゆになりたい!』っていうのは無理ってことね?」
「よし、かしこい!」
「だから、ルンルンには会える可能性があると思ってわくわくしてもいいけど、ルンルンになる! っていうのは違うと言ってるわけ?」
「だから、そういってるでしょ!」
「いや、まあ伝わったから、言ってたと言えなくもないとは思いますが、自分的にははなはだ受け入れがたいご意見です」
「なんでかなぁ?」
「でもさ、それはさぁ、人それぞれなんじゃないの? そこまで信じ込む人もいるってことじゃないの?」
「そんなやついるわけないじゃん! 絶対、狙ってるんだって!」
うーん、こいつ、心がきれいなのか汚いのかの方が知りたい。
自分がヒロインになれないと自覚している辺りが、そこはかとなく、身の程を知っているとは思うけど。
今日の問題

『一世一代』の読みは?
1.いっせいいちだい
2.いっせいいちよ
3.いっせいちだい
4.イッセー尾方

答えは明日。
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