アメリカンフットボールてきとう入門 第六回

今回は、コイントスで先攻・後攻と陣地を決めた後、フリーキック(キック・オフ)からの流れをお話します。

キックティーというもので、キックするチームの自陣35ヤードライン上に立てられたボールを、キッカーが蹴ることにより、試合が始まります。

通常、蹴られたボールは大きく高く蹴りだします。
大きく遠くに蹴りだすのは、そのボールをキャッチした相手チームのレシーバーはそれを持って、リターン(ボールを運び、戻すこと)でき、倒されたところからそのチームの攻撃が始まるので、なるべく相手チームの自陣の深いところまで蹴った方が、相手の攻撃が不利になるからです。
高く蹴りだすのは、滞空時間を稼ぐためです。
時間を稼ぐのはキックチームのプレーヤーはレシーバーにタックルしてレシーバーの前進を止めたいのですが、キック前にはキックチームの全員はボールよりも前にいることが禁止されているため、滞空時間の間に少しでもレシーバーに肉迫するためです。

レシーバーは通常、ボールをノーバウンドでキャッチして、前に走り出します。
うまくタックルしてくる敵をかわし切ることができ、かつそのまま敵のエンドゾーンまで走りこめば、一気にタッチダウンとなります。
これをキックオフリターンタッチダウンといいます。
もし、止められたとしても、進めれば進めるほど次からの攻撃が有利になります。

レシーバーがキャッチする場合でも、敵の蹴り出しがうまく、キャッチと同時に敵のプレーヤーがタックルするほど肉迫することがあります。
これが予想される場合には、レシーバーはキャッチ前に片手をあげることで「フェアキャッチ」を宣言することができます。
これは、進むことをあきらめる代わりに敵にタックルをしないようにする宣言です。
キャッチ直後は敵にも目がいっておらず、無防備な状態となるため、危険回避のためにこの宣言があります。
もちろん、フェアキャッチを宣言していたにも関わらず、キャッチ後に前に進むことは認められません。

レシーバーがキャッチしない場合、もしくはできなかった場合。
これはバウンドまたはレシーバーなどの体に触れた瞬間から、ボールがフリーボールとなり、蹴った側にも確保の権利が出てきます。
これを確保すると、前に蹴ったボールを自分たちが確保して攻撃に移れるので、うまくするとそのまま走りこんでタッチダウン。
悪くとも、敵のゴールラインに近いところから攻撃を開始できて有利になります。
もちろん、レシーブ側のプレーヤーが先に確保できれば、レシーブ側の攻撃となります。
つまり、フリーボールになったら取った者勝ちです。

そのほかに、蹴ったボールがそのままゴールラインを超えてしまった場合は、タッチバックという扱いになり、レシーブ側の攻撃は20ヤードライン上からとなります。

ですから、5~10ヤードあたりにボールが落下するような場合には、転がりを考えて敢えてキャッチはせずにタッチバックにしてしまう場合があります。

以上のような中で、ボールの位置が決定すると、そこからボールを地面においたセットブレーでの攻撃が始まります。
このときには、キックオフは1回の攻撃とは数えないので、ここからファースト・ダウンとなります。
つまり、キックオフで決まったボールの位置から前に10ヤードがノルマとなるわけです。

次回は、攻撃の要。ランプレーとパスプレーの方法とその成否、利点などについて話したいと思います。

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