アメリカンフットボールてきとう入門 第八回

今回はポジションについての説明。
本来、アメリカンフットボールはほぼ左右対称でポジションが細かく決まっていて、なおかつ、オフェンスとディフェンスでもポジション名が違います。
だから、全部説明しようとすると、結構な数になります。
だからといって、気にすることはありません。そんなに多くは説明しません。
わからなくても、観戦には問題ないですし、手前の手間も減りますので。

ただ、アメリカンフットボールはスポーツの中では珍しくルールが合理的にシステム化されたスポーツなので、精神論が入る余地が少ないです。
なので、フィールドに出る人数が11人だからといって、11人はなるべく決まった選手が出るようにとか、かたい事を言いません。
選手交代も自由にしていただいて構いませんシステムです。
野球やサッカーのように一度ベンチに戻った選手はその試合出てはいけないとか一試合の交代数が決まっていたりとかありません。(まあ、それはそれで面白いですけどね。それに選手の疲労ぐあいも戦略のうちという考え方できますしね)
ですから、アメリカンフットボールにおいては、ほとんどのチームがオフェンスはオフェンシブメンバー、ディフェンスはディフェンシブメンバーという具合に総入れ替えです。そのほかに、フリーキックやパントをリターンするなどのスペシャルチームとちょっとかっこいいネーミングのチームもあります。

ここまでを踏まえていただいて本題。

ポジションですが、まずはじめに覚えていただきたいのがオフェンスのQBであらわされるポジション、クォーターバックです。
これは攻撃の司令塔。サッカーで言えばミッドフィルダーと言ったところでしょうか。
この人の役目は、作戦をオフェンシブチームに指示し、ランで行くのかパスするのかを決め、ボールを貰ってターゲットとなる味方にパスあるいはハンドオフ(手渡し)する役目です。
緊急の場合には、スクランブルといって自ら走ることもします。
攻撃の要ですね。
事前に決めたたくさんの作戦を記憶し、広い視野でターゲットを探し、敵の攻撃をかわして、強い肩とコントロールでパスを出す。
さまざまな能力を要求される重要なポジションです。

次にオフェンスの中でもランオフェンスの要、RBであらわされるポジション、ランニングバック。
その名の通り、後ろから助走をつけて走り、クォーターバックからボールを受け取って敵陣に走りこむポジションです。
ステップで華麗に敵をかわすランニングバックもいれば、突進力で敵に掴まれても引きずりながら進むパワフルなランニングバックもいますが、両方できる人もいます。
ただ、むやみやたらと走りこむことはせずに味方が作った敵を防いでいる道を見つけ走り抜けることが、ランニングバックの資質の一つでしょう。
あとは、誰にも負けない俊足があればなおよし。トップスピードまでの加速の速さも重要です。

今度はパスオフェンスの要、WRであらわされるポジション、ワイドレシーバー。
両サイドをダウン開始と共に敵陣に駆け上がる俊足と、パスをキャッチする超人的な能力を必要とします。
また、キャッチ後の敵のタックルにも負けないボディーバランスも必要ですね。
ワイドレシーバーのキャッチは、アメリカンフットボールの見せ場の中でも最も頻発する見せ場ですね。
野球のファインプレーのような捕球を、野球よりも多く見ることができます。
なぜならば、野球は敵が打った球しだいですが、アメリカンフットボールは味方がそこに狙って投げてますから。

それで、時に応じてWRの役割や後述のラインのような役割もさせられる何でも屋がTE、タイトエンドです。ランプレーではリードブロッカー(ボールを持ったランニングバックの露払い)の役割もします。
平均的に能力が高く体が大きい人、作戦の理解度と適応力が高い人が担うポジションと言ったところでしょうか。
昨今はこのタイトエンドが多いオフェンス編成のチームも出てきています。

オフェンスの最後にポジションではありませんが、オフェンスライン(オフェンシブライン)。
これはQBの守りをしたり、ランニングバックが走りこむ隙間を作ったりする敵のディフェンスライン(ディフェンシブライン)とのぶつかり稽古最前線です。
この人たちは敵を基本的に掴むことができません。
この人たちのほとんどは開始地点より前に出ることができません。
この人たちのほとんどはボールに触ると反則になります。
ちょっと不遇な人たちですが、とても重要な役割で、作戦にあわせた動きが必要とされます。

次にディフェンス。
といいたいところですが、基本的には観戦には最初は必要ないので全部省略。

ただ、基本的にはオフェンスに対応するポジションがあると思っていただければいい。
ワイドレシーバーにはコーナーバック(外側)やセイフティ(内側)。
ランニングバックにはラインバッカー。
オフェンシブラインにはディフェンシブライン。
クォーターバックは全員の標的なので特にそこに特化したディフェンスはいなくて、作戦によってはみんなで襲いかかるような場合もあります。

そのほか、パントを蹴るパンター。
キックを蹴る、キッカー。
キッカーが蹴りやすいようにボールをセットしておさえるホルダー。
フリーキックやパントしたボールをキャッチし、敵陣に深く進むことを目指すリターナー。
などがあります。

次回はアメフトの醍醐味、時間のコントロールについてお話します。

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コメント

No title

こんにちは。アメフトは精神論が入る余地が少ないスポーツということで
硬いことを言わず柔軟なルールのスポーツといったところでしょうか?(解釈が間違っていたらすみません)初心者なもので・・

Re: No title

武蔵さんへ

そうですね。その通りです。
付け加えるなら、歴史も他のスポーツに比べれば古くはないので旧弊的なこだわりが少ない。
それでもないわけじゃないんですけどね。

コメントありがとうございます。
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