2013week9 コルツ vs テキサンズ

テキサンズホームで行われた、コルツ対テキサンズの試合。
テキサンズは現在5連敗中。これ以上の黒星はプレーオフ進出を考えると避けたいところ。
コルツは前週に無敗だったブロンコスを破り、波にのりかけている。勝って、勢いを完全に引き寄せたいところ。

コルツキックオフで始まった試合は、テキサンズの最初のシリーズで急展開。
わずか46秒、3プレーでキーナムとアンドレ・ジョンソンのホットラインが開通してタッチダウンを決める。

続く、コルツの攻撃はフィールドゴールに終わるかと思われたが、これをJ.J.ワットがブロック。
ブロックしたボールはノーバウンドでスウェアリンガーがキャッチ、敵陣41ヤードまでリターン。
しかし、このシリーズは強気の4thダウンギャンブル失敗で、攻撃権をそのままコルツに渡してしまう。

だが、コルツもあまり進むことはできずに、パント。
このパントで、パンターがスナッパーからのボールをキャッチミス。慌てて拾いなおして何とかパントするが味方がパントをスムーズに成功させる予定で前進したため、ペナルティで罰退でパントの蹴り直しとなってしまう。
蹴り直したパントも蹴ると同時にテキサンズの選手が接触するという危ういパントとなる。あわやパントブロック。
パントの場合は、ターンオーバーでリターンタッチダウンの危険が高いので、これが決まっていればこの試合のキーポイントとなっていたかもしれない。

ただ、流れはテキサンズにあり、パントも十分なパントとは言えないパントとなる。
テキサンズは好位置から攻撃を開始し、キーナムからA.ジョンソンへのハーフウェイライン上からエンドゾーンに届く、タッチダウンロングパスが決まり、テキサンズは第1クオーターで14点差を付ける。
前半の主導権は不振の続くテキサンズが手中にした。
第2クオーターに入ってもラックがメイズ、ワットに立て続けにサックを浴び、最初の攻撃シリーズを終える。

テキサンズは14点のアドバンテージを得て、ラン主体の攻撃で時間消費をしながらの攻撃。
が、キーナムもサックを浴び、フィールドゴールを狙うが失敗。追加点を得られなかった。
しかし、続くコルツの攻撃はスリーアンドアウトで完封。
流れを保つが、膠着状態が続く。

コルツがフィールドゴールで3点を返す。これで、3対14。

続くテキサンズの攻撃で、キックオフリターンしていたボールをリターナーがファンブル。
コルツの選手がボールをインバウンズから出ないように自分はOBに出ながら押しとどめ、それを他のコルツの選手がリカバーする。
これで、コルツにいい流れができるかに思われたが、レビュー後の判定はボールはOB。なので、リカバーは不成立。
ボールは出ていないが、ボールを残そうとしていた選手がボールに触れているうちにOBに肘を着き、その時点でOB。なので、ボールもOBということらしい。
解説も言っていたが、さすがNFLの審判は見ているところが違う。

命拾いしたテキサンズ。
お世辞にもモバイルQBとは言えないキーナムのスクランブルでファーストダウンを獲得するなど、苦戦しながらも進み、見事にキーナムからジョンソンへのタッチダウンパスをヒットして3対21とコルツを突き放す。
そして、第2クオーター終了。

ハーフタイム中にテキサンズのヘッドコーチがうずくまり、救急車で運ばれる事件が起きるが、既にヘッドコーチは退院し、問題はないようだ。
だが、この試合中は搬送、入院となっているため、テキサンズの選手には動揺が走ったことだろう。
ディフェンスコーディネーターが暫定ヘッドコーチとして後半を戦うこととなった。

そして始まった第3クオーター。
コルツ最初のシリーズをフィールドゴール成功で3点を返す。これで6対21。まだ、15点ビハインド。

かわってテキサンズの攻撃。
途中、キーナムがかなり左にロールしてパスターゲットを探すフォーメーションだったが、コルツの選手に迫られ、右に大きくスクランブルロール。
WRのポージーへ低い難しいパス。これをポージーがナイスレシーブ。
何とか敵陣の30ヤードライン内に進むがフィールドゴールアテンプトとなる。
42ヤードのアテンプトは成功し、再び18点差とする。

ここから、アンドリュー・ラックが見せる。
この攻撃シリーズで第3クオーター残り29秒で3rdアンド5。
アンドリュー・ラックを守りきれていないオフェンシブラインがまたもテキサンズディフェンスをラックに近づけてしまう。
ここでラックが右に走り、サイドラインギリギリで味方へのロングパスを投げる。ラックは敵にタックルを受けながらOBへ。
パスは失敗。これで長いフィールドゴールかパントかと思われたが、最後のラックへのタックルにラッフィング・ザ・パサーの判定。
オートマティック1stダウン。
確かに狙ったようにも見えるプレー。だとすると、やはりラックは大物かも。

続いて、残り11秒。3rdアンドゴール。
ラックからヒルトンへのタッチダウンパスを落ち着いて決め、2ポイントコンバージョン。
これは失敗するものの、失敗しても12対24。
11点差でも12点差でも、2ポゼッション差かつ2タッチダウン以上で逆転にかわりなし。逆に成功して14対24となれば2ポゼッション差だが1TD1FGで同点となり、意味は大きい。試すのが当然だったろう。
しかし、失敗したとは言え、この試合始めてのタッチダウンを決め、コルツは息を吹き返す。

テキサンズの攻撃中に第4クオーターに突入。
キーナムのオーダー通りのスクランブルで、攻撃を進め敵陣25ヤード付近。
レッドゾーンを目前に見るベストポジションからのフィールドゴールトライとなる。
ところが、ここでテキサンズキッカーブロックの不調が露見する。
これを外して、2度目の失敗となる。NFLのキッカーとしては距離、数としても解雇されても文句の言えない失態。
流れをコルツに渡した瞬間といえるだろう。

こうなると、俄然実力を発揮するのがラックだろう。
まさに、ペイトンのいたコルツがごとき第4クオーターの逆転劇を演出する。
第1クオーターの仕返しとばかりに、46秒2プレーでタッチダウンを決め、7点を確実に取る。19対24
その後のテキサンズの攻撃も、何とか抑える。
テキサンズのパンターもここで痛恨のミスパント。
あまり距離が出ず、またボールが戻る方向にバウンドしてハーフウェイライン付近からのコルツの攻撃となる。

ここで、きょう3度目のラックからヒルトンへのパス。そのままヒルトンがエンドゾーンに走りこんでタッチダウン。
この時点で25対24で逆転には成功。1点取っても1FGで逆転されてしまう。
2点ならば1FGでも同点。
残り時間を考えて、攻撃のチャンスが少ないこと、OTも視野に入れたコルツは2ポイントコンバージョンを試みる。
結果は見事成功。モメンタムを完全に持ってくる。

テキサンズは攻めあぐねたが、コルツの攻撃も防ぎ、残り時間44秒でおそらく最後の攻撃シリーズ。
果敢に攻めるも、結果55ヤードと距離のあるフィールドゴールにチームの明暗を預けるしかなかった。
ブロックにとっては汚名返上の恰好のチャンスではあったが、55ヤードは今日の彼には遠すぎた。
フィールドゴール失敗で、27対24でコルツが見事な逆転勝利をおさめた。

テキサンズにとっては悪夢のような試合だったろう。
だが、アンドリュー・ラックは終始落ち着いていて、ビジョンが見えていたように思う。
ブロンコスを破り、自信を深め、才能を発揮しだしたようだ。

テキサンズは敗れはしたものの、QBのキーナムは勝負強さもあるようだし、何よりスクランブルロールからのパスがなかなか冴えていると思う。
レシーバーとの連携も悪くないようなので、彼を中心にチームの方向性が定まれば勝ち星も増えてくるのではないだろうか。
今シーズンのプレイオフは難しいかもしれないが、来季に向けたチームの熟成のためにも今季の残り試合を大切に戦って欲しい。

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