2013week11 チーフス vs ブロンコス

AFC西地区首位を決める直接対決の全2戦。
その第1戦となるブロンコスホームのチーフス対ブロンコス戦。
1敗でチーフスに首位にたたれているブロンコスは、このぜひともこの2戦をものにして首位を奪いたい。
しかも、次戦はチーフスホームとなるためここは落とせない試合。
チーフスはスケジュールが緩いための全勝ともささやかれているが、成績を見ればあながちそうともいえない。
ブロンコスを破って、実力を実証したいところだろう。
もちろん、首位を渡すつもりもないだろう。

両雄がぶつかり合う試合。
ブロンコスキックオフで始まった試合は、先攻チーフスが3アンドアウト。
ブロンコスに攻撃権が渡る。
ブロンコスは2回のファーストダウン獲得するものの、足首のテーピングの影響かイマイチ冴えないパスのマニングがパス2回をインコンプリート。結果的に54ヤードのフィールドゴールアテンプトとなる。
これを好調のマッド・プレーターが決めて、ブロンコスが3点先制。
その後は両チームとも攻撃を点につなげられずに膠着する。
両チームともディフェンスが効果的に機能しているようで、パスに対して非常にカバーがうまくいっているようだった。
チーフスも、完璧なカバレッジサックとは行かないものの、ブリッツは速かった。
序盤戦では、うまくペイトンを守るポケットがそのブリッツを防いでいたが、あのペースでいっていたなら、時期に破られることになっただろう。
だが、それを感じ取ったのか、あるいは様子見で事前の作戦通りだったのかここからペイトンのパスリリースが神速を極める。
と、同時に攻撃もテンポアップする。
また、インジャリータイムアウトや、スナップ前の反則なども加わって、試合はなかなか進まず、第1Qはかつてないほど進まない印象を受けた。
そして、試合はブロンコスの攻撃、自陣エンドゾーン付近でボールがハンドオフを弾き、ファンブルしてしまう。
これをチーフスがカバーしてターンオーバー。モメンタムが大きく移動するかに見えた。
しかし、この戦いに並々ならぬ意気込みのブロンコスディフェンスは、つづくチーフスの最初の攻撃で、ボールを持ったシャーマンをジャマーが足を止めたところにトレバサンが見事なタックル。
シャーマンがファンブル。
それをジャマーがカバーして、ブロンコスが攻撃権を奪い返す。
このプレーがこの試合の大きなキープレイとなったことは間違いないだろう。
もしあのままチーフスが攻撃し、FGで同点、あるいはTDで逆転していれば、チーフスは自信を深めさらにディフェンスにも勢いがついていただろう。
逆に、ペイトンは逆転をするためにロング・パスを多用せざるを得ない状況に追い込まれる結果になったかもしれない。
だが、このプレーでリードを保ったブロンコスはその後もいつもの攻撃力に頼ったプレーになることなく、慎重なプレーを続けた。
それが顕著にみてとれたのがそのボールがファンブルを起こす攻撃シリーズの自陣3ヤードからの攻撃。
執拗にランを多用し、インターセプトタッチダウンやセーフティーを警戒していた。最悪、パントで50ヤードライン辺りから敵の攻撃になることも辞さない様子だった。
対するチーフスも、そのペイトンになんとかプレッシャーを与えようとする。
しかし、ターンオーバー仕返したブロンコスの攻撃シリーズで、ランを続けたあと、デアリマス・トーマスへロングパスをヒット。70ヤードゲインする。
最後はジュリアス・トーマスがランアフターキャッチでタッチダウン。0対10とする。
チーフスも第1Q最後の攻撃シリーズは3回のファーストダウン獲得とブロンコスを翻弄する。
そして第2Qに突入。それから2度のファーストダウンを獲得すると、ポウへのタッチダウンパスをヒット。得点を7対10とする。
しかし、ブロンコスはすぐにタッチダウンを奪い返し7対17。
試合が動き出す。
チーフスも次の攻撃シリーズをレッドゾーンまで持ち込むとフィールドゴールを決める。
これで10対17。
このまま、第2Q終了。

そして第3Q。
疲れも見え始め、ハーフタイム後のアジャストが効いてか試合は完全にこう着状態に。
ファーストダウン獲得も2回どまり。
唯一、ブロンコスがボールのランが決まりタッチダウンを獲得して、10対24に。
第4Qに入りチーフスも、2ポゼッション差と残り時間から攻勢に出るものの、反則による罰退とレッドゾーンに入ってからのオフェンスに苦しみタッチダウンを奪えずに試合が推移。
ブロンコスがフィールドゴールで、3ポゼッション差にする。
チーフスも苦しみながらタッチダウンを決めて、17対27と10点差の2ポゼッション差に戻すものの、残り時間は5分を切ってしまう。
しかし、チーフスは手堅くオンサイドキックをせずにディフェンスで攻撃権を早めに取り返す作戦。
しかし、ブロンコスのデッカーが技ありのファーストダウン獲得で時間を消費。
残り4分35秒でチーフスはタイムアウトをすべて使い切ってしまう。ここが勝負どころと見たのだろう。
残り3分38秒。
2ポゼッション差が大きくのしかかる。
チーフスはこの攻撃シリーズを4thダウンギャンブルして攻めるが、ファーストダウンを獲得することができなかった。
最低でもフィールドゴールが最低条件だった。
あとはブロンコスのファンブルなどによるターンオーバーを期待するしかなかったが、残りは2分50秒。
ペイトンはこの試合、細心の注意で組み立てていた。
攻撃よりも堅実な試合運びをすることに留意していたように見えた。それがこの試合、94.1と100を下回るレーティングになったのだろう。
チーフスは最後の攻撃権を獲得するものの、攻撃する時間はもうなかった。

17対27でブロンコスがチーフスを破った。

チーフスディフェンスはタイトなパスカバーだったが、ペイトンはそのカバーにすら瞬時にパスを通すことができた。
あのタイトなカバーですらペイトンの判断を遅らせることができない。チーフスにはそこが誤算だったのではないか。
しかし、今回はホームだったので、あらゆることがブロンコスに有利に働いたと思う。
ただでさえ、マイルハイスタジアムの環境がそこをホームとするブロンコスに有利なはず。
そして、ブロンコスはチーフスに完全に勝ったわけではない。
まだ、追いついただけだ。
チーフスは次戦のホームでの試合に向け、今回の試合内容を研究し、対応してくるはず。
次も今回のようにいくとは限らない。

ブロンコスにはこの試合で、ペイトン、ウェルカー、J.トーマスと言った故障者が増えてきている。
次のペイトリオッツ戦も落とせない試合に違いはないから、故障者の増加も十分に考えられる。
戦力ダウンでチーフス戦となると結果はますますわからなくなるだろう。
今回の勝利で楽観は禁物だ。

一方、チーフスはブロンコスのスキを作らないような試合運びと、ペイトンにプレッシャーを与えられなかったのが敗因だろう。
とはいえ、やはり守備力の高さは見て取れたし、以前1敗しかしていないチームだ。
これからも勝ち続けそうだ。

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