乳製品乳酸菌飲料(殺菌)

何なんですか? これ↑
エルビーさんのアサイーベリーなる乳飲料を購入し、オッサンよろしく原材料名を見ていたわけです。
すると、7番目に表記されているのが上記のようなもの。
いったい何なのか?

まず思ったのが、乳酸菌は死んでいるのか死んでいないのか。
殺菌と書いている以上、死んでいるのか?
ただ、工業力のある日本のこと乳酸菌を死滅させずに他のいわゆる雑菌のみを殺菌しているのか?
次に、なぜこのようなものが入っているのかということ。
殺菌しない乳製品乳酸菌飲料ではダメなのか?

そういうわけで、手前なりに仮説を立ててみた。
おそらくは食品の殺菌と言っている以上、おそらくは加熱殺菌だろうし、雑菌類をすべて死滅させるためには乳酸菌も死滅しなければならないだろう。
ということは、ほぼ無菌状態の乳製品乳酸菌飲料なのだろう。
では、なぜそんなものを使っているのか。逆に殺菌していないものではだめなのか?
この問いに関しては、製品に使用する前に保存する段階で、生菌のものより殺菌したもののの方が品質が安定し、長期保存や管理がしやすいためではないかということを考えた。
完成した製品としては、製品に乳酸菌の生菌が入っていると発酵が進み、求めた味が保存期間によっては変化してしまうのではないかと考えたが、他のヨーグルトや乳酸菌飲料なども要冷蔵(10℃以下での保存)となっているので、その温度では発酵は進まないと考えられる。

まあ、そんなことを考えながら結局調べました。

とりあえず、結果から言うと飲料に分類される乳酸菌製品には以下のような分類(種類別として表記される)があります。
大別すると「乳製品乳酸菌飲料」と「乳酸菌飲料」。
そして、「乳製品乳酸菌飲料」の中には殺菌されているものと殺菌されていないものの2種類があるということです。
では、そのくくりはどうなっているかと言うと、後述の「乳製品乳酸菌飲料」の中の2種類はその通り殺菌されているかいないかです。
当然殺菌されているものの中に生きた乳酸菌はいません。

では、「乳製品乳酸菌飲料」と「乳酸菌飲料」はどう分類されているかと言うと、
発酵後の状態で無脂乳固形分の割合と乳酸菌又は酵母数によって分類されています。
乳酸菌又は酵母数はいいとして、無脂乳固形分とは何かと言うと、牛乳などから乳脂肪分と水分を除いた成分のことを言います。
で、当然「乳製品乳酸菌飲料」の方が「乳酸菌飲料」よりも上位であり、無脂乳固形分の割合も高く、乳酸菌又は酵母数も多くなければなりません。
無脂乳固形分が3.0%以上で乳酸菌又は酵母数が1000万/ml以上ものを「乳製品乳酸菌飲料」と言います。
3.0%未満で乳酸菌又は酵母数が100万/ml以上のものが「乳酸菌飲料」となります。
乳酸菌又は酵母数が100万/ml未満のものは「清涼飲料(無脂乳固形分が3.0%未満)」または「乳飲料(無脂乳固形分が3.0%以上)」となる。
つまり、「乳製品乳酸菌飲料(殺菌)」はもとは1000万/ml以上の乳酸菌または酵母がいたはずですが殺しちゃった飲料ということです。

具体的に市場に出回っている「乳製品乳酸菌飲料」と「乳製品乳酸菌飲料(殺菌)」は代表的な製品があります。
殺菌していない代表は「ヤクルト」です。
殺菌している代表は「カルピス」となります。
(注意:カルピスウォーターは希釈しているために乳製品乳酸菌飲料(殺菌)の表記はありません。原液の瓶又は紙パックには表記があるはずですので確認の際にはそちらをおねがいします)

では、乳製品乳酸菌飲料(殺菌)のメリットは何かと言うと、やはり保存が利くということと管理が楽であると言うこと、品質が長持ちしやすいといったところのようです。

ただ、プロバイオティクスの考え方からすると乳酸菌のいない液体を飲んだところで意味ないのではないかという疑問がわくと思います。
ところが、乳酸菌の生成するものが体に有用であり、カルピスはそれを飲用することにより健康維持や美容などに効果があるとしているようです。
当然、乳酸菌ですから、牛乳でお腹を壊したり、お腹がなる原因の乳糖(ラクトース)を分解して、乳酸を精製します。
乳糖の量が極端に減るわけですから牛乳で調子を崩す人もヨーグルトや乳製品乳酸菌飲料なら問題なく摂取できるわけです。
そのほか、たくさんの種類のいる乳酸菌なので全部と言うわけではありませんが酢酸やアルコールを産生したり、牛乳などに含まれるたんぱく質をより吸収しやすい小さな粒に分解してくれるものなどがいます。
なので、生きた乳酸菌がいなくてもそれまでの発酵の過程で生成されたものも健康増進になるということらしいです。
また、殺菌した乳酸菌の死骸でも摂取すると効果があると言われているそうです。
例えば、腸に届けば腸内の常在菌(善玉菌)の栄養となるようです。
つまり、結果的に善玉菌を増やす効果もあるようです。

逆に、ウィキペディアによるとヨーグルトなど乳酸菌を含む食品を摂取することで腸内の善玉菌が増えることで腸内環境を良くし、健康増進の役に立つというのは現段階では仮説で、意義があると言う実験結果と関連性が認められないという実験結果がそれぞれ複数あり、決着がついていないようです。
また、乳酸菌が生きたまま腸まで届いたとしても、腸に定着することなく排泄されるようです。
つまり、善玉菌としての乳酸菌を新たな住人として腸に送り込むのではなく、食物と一緒に腸内にとどまっている間だけ悪玉菌の働きを抑制し、善玉菌が増える手伝いをすると考えたほうがいいようです。

結論から言えば、乳酸菌は生きていても死んでいても腸に届けば役に立つし、乳酸菌が生成したものが体内に摂取されるだけでも役に立つようです。
なので、「乳製品乳酸菌飲料(殺菌)」は有用性があるようです。

エルビーさんはこの「乳製品乳酸菌飲料(殺菌)」を使うのが上手なようでいろいろな製品で混ぜているようです。
アサヒグループで、カルピスも同じグループですしね。

とりあえず、乳酸菌にはお世話になります。

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