2013チャンピオンシッププレイオフ 49ers vs シーホークス

同じ若手のモバイルQBを擁し、ディフェンスに定評のあるNFC同地区の49ers対シーホークスの試合。
両チームとも相手の手のうちがわかっているだけになかなか作戦が立て辛いのではないかと思われる一戦。

序盤から波乱。
シーホークスが攻撃の最初のプレーでQBラッセル・ウィルソンがまさかのファンブル。
これを49ersにカバーされていきなり攻撃権を失う。
いい位置から攻撃権を得た49ersはゴアのラン、クラブツリーのレシーブ、止めはキャパニックのスクランブルと多彩な攻撃で前進する。
しかし、シーホークスも易々とはTDを許さず、FGにとどめて3対0。
次のシーホークスの攻撃はスリーアンドアウトに抑えられ、またも49ersの攻撃へ。
ここでもキャパニックがスクランブルを多用してファーストダウンを数度獲得するも、4thダウンへ。
ここでシーホークスはハードカウントによる敵のオフサイド狙いのギャンブルに出る。
しかし、シーホークスは乗らずに反則をとられ、やり直しの4thダウンはパント。これがシーホークスのゴールラインギリギリでおさえられてしまい、シーホークスは自陣1ydsからの攻撃。
結局、攻めあぐねたまま第1Qは終了。

第2Qでパント、49ersのリターナーがキャッチミスするも49ersがリカバーして攻撃権が49ersに移動する。
49ersはシーホークスCBのシャーマンのホールディングでファーストダウンを獲得すると、それを何とかつなげて敵陣10ydsに迫る。
再三、ゴールライン手前で止められるも、4thダウンに2度目のディクソンによるダイブでTDをもぎ取る。
ここまで、49ersにシャットアウトされていたシーホークスだったがラッセル・ウィルソンの敵ラッシュを長時間かいくぐってのロングパスをボールドウィンに通すと、レッドゾーンに侵入。
しかし、49ersのディフェンスは固くTDにはいたらず、FGで3点獲得にとどまる。
だが、得点で流れがよくなったか次の49ersの攻撃をスリーアンドアウトに抑えると、いいポジションから攻撃を再開。
リンチが距離を少しずつ稼ぎ出す。
それでも49ersはなんとかシーホークスの進撃を止め、4thダウンギャンブルも防いだ。
しかし、時間が残っていなかったため、49ersはニーダウンで前半を終了させる。

後半、第3Qは49ersからの攻撃。
ファーストダウンは獲得するものの、結局得点には結びつかずにパントに追い込まれる。
寒いであろうスーパーボウルをにらんでか、シーホークスは執拗にリンチのランでボールを進めに来る。
それが功を奏し始めたかと思った矢先、ついにリンチが本領発揮とばかりにロングゲインでTDランを決める。キックも成功して、10対10のイーブンに戻す。
49ersはキャパニックがファンブルし、危ないところだったが味方がリカバー、結果的にゲインとなる幸運に恵まれていた。
直後にボールディンにTDパスをヒット。キックも成功して17対10と再びシーホークスを突き放す。
しかし、その直後のキックオフでリターナーのボールドウィンにビッグリターンを許し、敵陣33ydsという絶好のポジションから攻撃を開始する。
するとすぐさまファーストダウンを獲得して敵のレッドゾーンに侵入する。
が、ここでフォルススタートで罰退。さらにウィルソンがあわやインテンショナル・グラウンディングかと思われたが、きわどい判定はインコンプリート。
進むことはできなかったがFG圏外に戻されることは免れて、FGを成功させた。
これで17対13。
しかし、49ersをスリーアンドアウトに切ってとったシーホークスは次の攻撃でウィルソンが今度はインテンショナル・グラウンディング。
ここで、第4Qに突入する。

罰退のせいでファーストダウン獲得はままならず、そのまま4thダウンへ。
ここでキッカーのハシュカが登場するも、シーホークスがタイムアウトを取る。
すると、打って変わってギャンブルを選択する。
そして、ハードカウント。
これに49ersが乗ってしまい、オフサイド。
フラッグが投げ入れられるのを確認すると、ウィルソンがロングパス。
これがカースにヒットして逆転の17対20とする。
ここらへんから、キャパニックのプレーがわずかに落ち着きを失う。
ロールアウトしたキャパニックのボールをエイブルが叩いて、ファンブルを誘発。それをシーホークスがリカバーして攻撃権を奪う。
その後のシーホークスの攻撃でボールを49ersのボウマンが奪うが、判定はファンブルではなくダウン。
得点には絡まないためにレビューはしないということで、攻撃権の移動は起こらなかった。
今試合で、一番の判定ミスだったろう。
しかし、その後4thダウンギャンブルでリンチがファンブル。
シーホークスがリカバーしたものの4thダウンだったので、結局49ersが攻撃権を得た。
シーホークスは追加点のチャンスを逸する形となった。
ところが、その49ersのワンプレー目にキャパニックのパスをチャンセラーがインターセプト。
テイトが熱くなって危ないシーンもあったものの順調に進めてFGにつなげて17対23。
だが、1TDで逆転できる得点差。
キャパニックがここで気合のこもったプレー。
次々とパスを通してレッドゾーンまで行くと、最後はクラブツリーに逆転のTDパスをスロー。
しかし、シーホークスのCBシャーマンが牙をむいた。
このパスを左手一本でカット。
浮き上がったボールをシーホークスのスミスがキャッチしてタッチバック。
残り時間は22秒。
49ersもすべてのタイムアウトを使って抵抗するも、奇跡は起こることなく無常に時間がすすんで試合終了となった。

両チームともチャンピオンシップと言うこともあってかいつものプレーであるようでいてどこか地に足が着いていないような、微妙に冷静さを欠いたようなプレーの連続だった気がした。
ミスも多かったし、強気が目立った試合運びだった。
どちらにもツキがあり、どちらにも勝つチャンスがある試合だったと思うが、冷静さを最初のファンブルで取り戻したウィルソンが、逆転されて焦ったキャパニックをわずかに凌駕したという印象。
2インターセプトが痛かった。
しかし、レッドゾーン内に侵入しながら得点できないことが両チームとも多かった。
やはり、ディフェンスに定評がある両チームらしい試合展開だったと思う。

そして、リンチのランはラインの見事な仕事ぶりと共にブロンコスを苦しめるだろう。
しかも、スーパーボウルの第4Qともなればウィルソンのランを含めたスペシャルプレーがある気がする。
楽しみだが、恐ろしい相手だ。

関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント