自分の足で

どうも、知人の駆け込みに付き合わされる率が高いような気がしてならない。

自分も適当に必要なものは買うので良いのだが。

この間も書いたが、モノは冷蔵庫だ。

確かに、季節によっての値段の変動も少ないので駆け込むには絶好の家電だ。

350リットル前後の冷蔵庫で、シャープのものに惹かれたようだった。

値段もよく、十万弱になるようだ。

何より、両開きなのがお気に入り。

ただ、実際には両開きという機能に惹かれたのではなく、両開きにするためにどちらもマグネットのほかにしっかりと物理的なロック機構が備わっているのだ。

「それがどうした?」と思われるかもしれないが、震災で知人は冷蔵庫の中身が全部出てしまった経験をしている。

ゆれの方向と、冷蔵庫の向きがドンピシャだった様で全開放されたらしい。

その経験から、ある程度ロックしてくれる冷蔵庫に惹かれた様だった。

なにしろ、しばらく余震も馬鹿にならないくらいのゆれだったりしたから、セロハンテープで補強していたらしい。

そうして、下見をしたものの買うかどうかはいまひとつ迷っている様だった。

欲しいけど、出費していいものかと。

しかし、「決心した」との連絡を受け(なぜか俺が同行することは規定事項だったらしい)、買いに行くことになった。

「色は決めたのか?」

「...」

『どうやら、今日も長くなりそうだ』

ちょっとは選択の余地が欲しかったので、ちょっと離れるもののY店とK店の二店が近くにある郊外の店舗へ。

K店は安さナンバーワンの評判も高いお店。

向かう側から言うとY店が近いので、Y店に先に行く。

ほぼ、開店と同時だったので人もまばらだ。

平日と言うのも理由かなと思った。

店員さんがすぐに話しかけてきた。

「買い替えですか?

今は、どのぐらいのをお使いですか?

このクラスをご希望ですか?」

『こっちはおおよそ決まってんだぞ! 2・3質問すれば値段交渉してK店に行って、安いほうで買う。迷うことなんか...』

そうタカを括っていたら、知人は真剣に受け答え。

悩んでいる様子。

『おい!』とは思うものの自分が買うのではないから口出すこともない。

「今(お使いなの)がこのクラスでしたら、どうです、あちらのなんかどうですか?」

と店員さんは、もう一つ上のクラス400リットルオーバーの冷蔵庫へ誘導。

ついていく知人。

「おーい!」

取り残される自分。

「このクラスだったら、ちょっと高さがちょっと高くなりますけど横幅と奥行きはほとんど変わりませんよ。」

うんうんとうなづく知人。

『お値段変わりますけどね』と思う自分。

暗示にかけられているようだ。

(長くなりそうなので、つづく...)



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