おいしそう?

手前です。

忘れていた出来事の話。

昔と言ってもぐらいの結構前の話になるんですが、「十把一絡げ」の話。

その日、ある人が不満爆発。不平をもらしていたのですが、たびたび出てくる「十把一絡げ」、二回目ぐらいで
「おや?」
と思っていたのですが、三回目、四回目と聞いても明らかにおかしい
で、五回目ぐらいにヒートアップしているその人を制して、
「ゴメン、今のなんていった?」
と聞いてみた。
「なにが?」
怪訝な顔。
「じゅっぱ?」
促す手前。
「じゅっぱひとからあげ?」
「からあげ? ごめん、一語ずつ区切ってもらっていい?」
「じゅ・っ・ぱ・ひ・と・か・ら・あ・げ」
「はい、ストップ!」
『じゅっぱ』に関しては見逃すつもりだった手前。
「何?」
「若鶏か?」
「何?」
「おこぜか?」
「からあげ?」
「絶品ふぐか?」
「からあげ」
「なんだよ、『じゅっぱひとからあげ』って」
「え、知らない?」
「『じゅっぱひとからあげ』知らないが、『じっぱひとからげ』という慣用句と『唐揚』という料理なら知ってる」
「何だよ、なんで『ジッパー』出てくんのよ」
「そこじゃない。問題は『からあげ』だ」
「よーし、わかった。じゃあ、「カラゲ」って何よ」
「うーん、紐とかで縛ってまとめるみたいな事、『絡げる』って言うのよ」
「言わないよぉ」
「いや、俺もほとんど使ったことないけど言うんだって、たぶん。だから、唐揚は出ん」
「なんか、しっくりこねぇな」
「じゃあ、自分で調べてみ」
まさか、『ジッパー』で反撃されるとは思いませんでしたが、調べた結果、割り切れない思いを残しつつ納得してくれたようでした。

ジッパーを開けると、唐揚が一つ湯気を上げている。その光景は、見る人によって受け取り方が違うから、そんな光景を見ている様々な人たちを価値のない者の集まりとして見ないようにというありがたい教えがあるのか否か、手前には分かりませんが、不安になって調べた結果は、

読み「じっぱひとからげ」
表記「十把一絡げ」

だそうです。よかった...。
あと、この場をかりてその人にお詫び。途中から「からあげ」が気になって話の内容がぜんぜん頭に入ってこなかったのに、うやむやの内に聞いていた体でごまかして申し訳ありませんでした。


ところで、勘違いしやすい言葉に、

「まどろっこしい」と「まだるっこしい」

が、あります。この二つは「重複」の「じゅうふく」と「ちょうふく」のようなものではなく、意味が違う別の言葉。しかも、方言らしいですよ。

ネットなら、すぐ調べられることなのでよかったらお調べの方、よしなに。手前、キチンとした説明の自信がございませんので、ご容赦。
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