鉄分の部屋 第2回

非ヘム鉄のことは今回は置いておいて、ヘム鉄についての続き。

残念ながら、鉄分摂取にはあまり関係ない内容で、雑学的なことになってしまいます。

あらかじめ、ご了承ください。

ちなみにヘム鉄は単にヘムとも呼ばれています。

そして、赤血球のヘモグロビンを構成する際には、球状たんぱく質の一群であるグロビンと結びつきます。

つまり、ヘムとグロビン。

...ヘモグロビンか!?

というわけです。

このヘモグロビンは酸素との親和性(馴染みやすさ、くっつきやすさと考えてください)が高く、酸素とすぐデキてしまいます。

主に出会いの場所は、人体で言えば肺の肺胞となるわけですね。

肺胞で出会った二人はくっついたまま、超速で心臓に戻り、超速で血管を通った旅行に出かけるわけです。

ところが、筋肉も赤い。

ヘムを含んだミオグロビンという『素敵な酸素』との出会いを待ち望んでいるお方が、血管旅行の先々で待ち構えておられます。

このミオグロビンさんはヘモグロビンさんよりも酸素と親和性が高い。

ですから、ヘモグロビンとくっついた酸素に横恋慕して、奪い取ってしまいます。

傷心のヘモグロビンは出会いの場所「肺胞」に思い出を求めて戻っていきますと、新たに魅惑的な酸素とそこで出会うわけです。

これを繰り返して、人体に酸素が運ばれるわけです。

このミオグロビンは、使われるまで酸素とイチャイチャとして備蓄し続けるので、イルカやクジラなどの長時間息を止めていられる海洋哺乳類などの筋肉中には非常に多くのミオグロビンが存在しているそうです。

ちなみに、カラスもミオグロビンを多く含む筋肉をもっているそうです。

クサイところあさっているときには息でも止めてるんですかね?

さらにミオグロビンが酸化するとメトミオグロビンと言う物質になるが、生体においては還元酵素の働きによって還元されるので、メトミオグロビンの量はごくわずかなのだそうです。

ところが、食肉として生命活動が停止した筋肉にはこの酵素の働きが作用しなくなるためにメトミオグロビンの量が増える。

この大量のメトミオグロビンのために肉は古くなると茶色になるそうです。

次回は、非ヘム鉄の摂取について書きたいと思います。

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