2014week6 ブロンコス vs ジェッツ

ジャイアンツとジェッツのホームであるメットライフ・スタジアムで行われた、ブロンコス対ジェッツの試合。

結果は31対17でブロンコス勝利。

ただし、この試合はブロンコスにとっては手放しで喜べる試合とはならなかったと思う。

2ポゼッションの快勝に見える試合も、最後のTDはタイムアウトも使い果たしたジェッツが、のこり50秒で7点差を追い上げようと捨て身のパス。

それをインターセプトリターンしてのTD。

オマケのようなもの。

実際には1ポゼッションの接戦だった。

勝敗を分けたのは、ジェッツのオフェンスだったろう。

ブロンコスにしてもジェッツにしてもディフェンスはいい活躍をしていた。

序盤こそマニングにロングパスを決められたものの、精鋭の3メンラッシュを基本にパスカバーをあつく、ランにもすばやく対応していた。

4メンラッシュに見せかけて、マニングがよく使うラインの裏を横にクロスする選手にショートパスに対応するように一人がそのゾーンのカバーをするフォーメーションなども見られた。

この試合ではそれを見透かしたのかそのパターンはあまり使われなかったが。

ただブリッツに関しては結構マニングにプレッシャーをかけていたと思う。

実際、2サックを記録しているし、オフェンスラインを誰かしらがするりと抜け出る回数が多かった気がする。

また、追い詰められたところからのマニングのパスが短くてレシーバーに届かないという状況もあった。

以前のマニングであれば、そういう状況でも通そうとしたパスは確実にレシーバーに届いていたはずだ。

この試合ではパスの精度にちょっと疑問符がついた印象。

実際、ファーストダウン獲得数がweek5で24、week6で21。

しかし、インターセプトリターンTDの点数を除けば、41点と24点。

あきらかに、攻撃力が落ちている。

もちろん、ポジション的によくない攻撃シリーズも多かったので難しい部分もあっただろうが、パント数では前週の倍になっている。

攻めあぐねていた感が否めない。

もう一つ、コレに絡んでパンターの精度には文句がないのだが、距離が欲しいときにいまひとつ距離が稼げない気がする。

平均的な距離は稼げているので、文句はないが欲を言えばもう少し飛距離が出れば文句なしだ。

とりあえず、ブロンコスのオフェンスにも不安材料はあるものの、オフェンスチームで3TD1FGを獲得しているし、統制は取れていた。

逆にジェッツは、攻撃に統一感がなかった。

はじめはランを主体に攻撃を組み立てていた。

そして、アイボリーのランが悉く止められても、アイボリーのランをおしてきた。

しかし、急にパス主体に切り替えつつも、なにかを試すように、ショートパス、ロングパス、ミドルパスを苦し紛れに出している感じ。

特に、解説でも言っていたがタイミングがちょっと遅い。

パスカバーを振り切り、オープンになる、カバーが追いつくところに投げ込むみたいな感じ。

どこか慎重になりすぎている印象を否めなかった。

それがオフェンス陣にも波及して、精彩を欠く。

まだ、前半で3対0のビハインドからTDで追いついた辺りはよかったのだが、第2Qで2TDを取られた直後が酷かったように見えた。

慎重にレシーバーをじっくりと見て投げようといった感じ。

後半に入り、最大3ポゼッション差になったチームとは思えない、鈍足ドライブも堅実さはあったし、有効ではあったものの結果的には時間を使いすぎていた。

それが最後に響いた要因だろう。

ミスが命取りとは言え、ミスしない代わりに寿命を使い果たしてはどのみち同じ結果である。

状況にあった攻撃が必要だったろう。

そういう意味で、最後のインターセプトされた攻撃は妥当が攻撃だったろう。

私見を言わせてもらえば、最後のQBサックは完全にセーフティだったと思う。

膝どころかその後肘を付いてから手を伸ばしてボールをゴールラインの外に出している。

その前も、掴まれて振り回されてエンドゾーン内に引き戻されたのではなく、明らかにかわそうとして意識的にエンドゾーンに戻っている。

あれは単なるジャッジミスだ。

しかし、それで得た幸運を活かせてこそ勝利は手にできる。

できなかったということは現時点でインターセプト云々の前に、ジェッツは負けていたのだ。

だが、ディフェンスもよく、スミスのパスもロールもよかったと思う。

ジェッツには強くなる要因が眠っている。

ただし、オフェンスが機能できていない。

ポテンシャルを引き出す努力が必要なのではないか?

そうなった時のジェッツが、楽しみだ。

ブロンコスはいわゆる足の速いモバイルQBをスクリメージラインを越えるまで見てしまうので、明らかに苦手としている。

それは完全にスカウティングされているのではないかと思う。

ディフェンスはそこを何とかしないと、敵チーム以上に得点できなくなったときに負けがこみそうな気がする。

そして、超一流とは言えやはり年齢的な問題からスタミナ面での軽減ができずに殴りあいのような点取り合戦の試合が続いた時のマニングへの負担がチームの命脈を断ち切ることになるのではないかという危惧が頭をよぎる。

関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント