腑に

世に迷い事数あれど、最近言われたことでどうも腑に落ちないことがある。

通常、人は他愛のないこと、些末事として気にも留めないだろうが、そういうことほど気になるのだ。

一般的には政治や公安に関して憂えることこそ有意義な憂いなのだろうが、気になるのだ。

ところで本題に入る前に皆さんご存知でしょうか、nanacoカード?

言わずと知れたセブンアンドアイホールディングスで使用できる、チャージ方式の会計用カード。

このたび、登場して7周年だそうでよく行くセブンにポスター貼ってありました。

まあ、7周年などと言っても、セブンアンドアイホールディングスの一翼、ヨークベニマルで使えるようになったのはほんのここ数年。

7年の半分も使えてはいないのだ。

使えるところが限定されている。

ちなみにチャージ方式とはお金を先にカードにチャージして、チャージしたお金で支払いをする方式。

当然、クレジットのような後払いではないから、チャージした金額がなくなれば会計はできない。

もちろん、足りない場合に追加でチャージすることも、足りない分を現金で支払うこともできるけどね。

さて、このnanacoカードにはポイントが付く。

基本的にいつでも必ず付くのは、お会計の税抜き価格の1%。(ただし、1ポイント未満は切り捨て)

つまり、税込み1万800円の買い物をして100ポイント。

ポイントはチャージに移行して使うことができる。

1ポイント1円分のチャージ。

意外に少ない。しかし、ボーナスポイントと言うものがある。

これは期間限定で一定の商品に決められたボースナスポイントが付く。

期間は限定だが、期間を過ぎると違う商品にまた一定期間に限ってボーナスポイントが付く。

これは最低でも10ポイントなのでたまりがいい。

こういう商品を買っていると比較的ポイントはたまっていく。

ところが、このポイント、ポイントのまま使えないのはいいのだけれど、全部のお会計に付くわけではない。

つまり、ボーナスも通常も付かないものがあるということ。

ちょっと考えればわかることだけれど、タバコや公共料金などの払い込みなどにはポイントは付かない。

タバコに関しては値段の半分以上が税金だから、値段に合わせてポイントを付けてしまうと店としては損するだけだから当然。

払い込みの料金も支払いの代行に過ぎないから、商品を売っているわけではないし、1件のもらえる手数料は大した金額ではないだろうから、払い込み金額にポイントを付けていたら損しかしない。

こう言った理由でポイントが付かないものがある。

この前提を踏まえて本題。

ある日、コンビニに行くと店員さんと常連らしき人が会話をしていた。

どうやら、タバコの買い方について話している。

その中で、店員さんが言っていた。

「タバコはポイントが付かないので、タバコは現金で買ったほうがいいですよ」

「そうか! そうだね」

お客さんもにこやかに応じている。

『おや?』

と思ったものの、自分には関係ないところで交わされている会話なので水を差すようなことは言わない。

すると、店員さんが自分を見つけて近寄ってくる。

「電脳高架橋さんもタバコを買う時は別会計にして現金で買ったほうがいいですよ」

こっちはタバコなんか吸いはしないのだけれど、そんなことはどうでもよかった。

『なぜ、別会計にして、現金で買わなければいけないの?』

と聞きたかった。

だが、その後の展開を考えると億劫なので、

「ああ、そうですか」

と応じてしまった。

たしかに、セブンに行くとnanacoカードで会計するのにタバコだけ現金で買う人を見かける。

その全部があの店員さんの布教活動の結果とは思えないから、そういう考えの人がいることはいるようだ。

喫煙者じゃなければ関係ないし、セブンによく行く人でnanacoカードを持っている人でなければ関係のない話。

でも、皆さんにはなぜ自分が腑に落ちないかわかりますか?

ここから、説明が長々と続きます。

つまり、店員さんは『タバコを買ってもポイントが付かないからnanacoカードを使って支払いをしても、ポイント付与という面でのメリットがない。だから、nanacoカードを使わない方がいい』という理屈なわけ。

前半は正しい。

タバコだけしか買わない人が、ポイント目当てにnanacoカードを作るのはおかしい。

しかし、前半が正しいからと言って後半が正しいというわけではない。

他の買い物もする場合を考えると、他の買い物にはほとんどポイントが付くわけだからnanacoカードを作って、チャージをし、それで支払いをするメリットがある。

では、nanacoカードでタバコを含めた買い物全額の支払いをした場合と、タバコだけを別会計にして支払いしたときの差はなんだろうか?

ポイントの付与に関しては、どちらにしてもタバコにはポイントが付かないわけだから同じポイントがnanacoカードにはたまる。

nanacoカードにチャージした金額がより多く支払い時に引き落とされる。

だが、これはデメリットだろうか?

よく考えれば、本人のチャージと財布の中の現金の総和から支払いで消費される金額は結局一緒である。

一度のチャージに2千円とか決めているのであれば、チャージ回数が増えてしまうというデメリットもあるだろうが、その場合にはタバコの支払いを含めて3千円に増やせばすむことだろう。

もちろん、財布に現金があまりないような場合には、チャージが千円単位でしかできないnanacoカードにはタバコを現金で買うメリットが出てくる。

たとえば、他の買い物が1980円でタバコが840円だったとする。

持ち金が2900円だった場合にはnanacoカードのチャージは2千円しかできない。

それだったら、ポイントの付かないタバコを現金払いにして他は2千円チャージでポイントを付与してもらうが正解だ。

しかし、それは一般的状況での例ではなくて、特殊な場合だ。

常にタバコを現金で買う根拠にはなりえない。

逆に、デメリットが生じる。

別会計にするということは会計を2回行うわけだから、多少なりとも時間を浪費することになる。

なにせnanacoカードをつくるメリットの一つに挙げられているのが小銭要らずで、スピーディーに会計ができる点なのだ。

nanacoカードでスピーディーに会計をしても、タバコを現金でノロノロと会計していては結果的にスピーディーでもなんでもない。

これがコンビニの混み合う、朝、昼などの行列をつくるときだったとしたら、その方式を何人もがやったら、3分や5分は平気で余計に時間をとられるだろう。

歴然としたデメリットがあることを、コンビニの店員が客にすすめるってどうなのかって話。

でも、適当に受け流してしまったのも事実。

今度、その店員さんにこの話をしてみようかと思います。

まあ、ムキになる話じゃないんだけどね。

関連記事
スポンサーサイト



コメント

腑に・・・

電脳高架橋さんへ

こんにちは^^

・・・落ちないです。同感です(笑)

知らないお客さんの為に、
「タバコはポイント付きません」と店内に表示しておけば
どの方法で買うかは本人次第だと思いますしね^^;

「タバコは現金で買った方が・・・」の店員さんの言葉に
「そうか! そうだね」と返事をしたお客さんは
自信満々に勧めてくる言葉に、
よく考えずそう思ってしまったのかもしれませんが
本来だったら「そうですか、でも面倒なので一緒にnanacoでいいです」
という返事なんですけどね(笑)

No title

こんばんは。

私もnanacoカードを使っています。
タバコは買わないので関係ありませんが、
なるほど、店員さんが勧めること自体が少し変な話ですね。
それよりボーナスポイントがあることを知りませんでした^_^;

Re: 腑に・・・

yukoさんへ

> こんにちは^^

こんにちは!

> ・・・落ちないです。同感です(笑)

落ちないんですよね。
気さくでいい店員さんなんですけど、自分の信じたことをよかれとは思ってなのですが自信満々で進めてきちゃうんですよね。

yukoさんの言う通りで案内でいいんですけどね。
ただ、店員さんのあの感じだとyukoさんの言うように返事した人がいないのかな?

今度、ヒマそうなときにでもその店員さんに話してみて結果を書きたいと思います。^^

いつもコメントありがとうございます!

Re: No title

らこささんへ

> こんばんは。

こんばんは!

らこささんもnanacoカード持っているんですね。^^
ボーナスポイントは知っていると意外と活用できるときもあります。
意外とすごいのが栄養ドリンクコーナーなんかにあるC1000タケダの小瓶のドリンクで40とか50ポイントがつく時がごくたまにあります。
これだと、130円ぐらいの値段なのでポイントを還元して考えると、90円や80円ぐらいで買えることになります。
まあ、ボーナスポイントに引きづられて買いたくないものを買うのはもったいないですけどね。

コメントありがとうございます。

Re: 拍手コメントさんへ

拍手コメントさんへ

そうなんですよね。
客の手間はそんなに変わらない。
非接触タイプが他に入っていなければ財布ごとかざせますけど、昨今は大体非接触タイプのカードを複数持っているのでカード出したらそんなに手間は変わらない。
ただ、混む時間帯に待たされている場合は、たまにいるちっちゃい小銭入れから一枚一枚1円玉を出すお客さんにイライラする回数が減るので、意外に店員さんにとっては手間が減っていいのかも。
それを客のメリット的に言っているのも押し付けがましい気もしますね。

コメントありがとうございます。
非公開コメント