2014/11/24
すごい金額なの?
たまには政治的な話もしてみたい。結果、脱線すると思いますがお付き合いください。
最近の話題、『衆議院解散総選挙』。
一体、いくらかかるのかなと思ってみると東京新聞のウェブの記事でありました。
過去5回の衆議院選の事務経費は最低が2009年の約683億円で、最高が2005年の764億円。
およそ700億円はかかる計算。
有権者がおよそ1億人で一人頭の負担額は700円程度。
一人で700億円の資産を持っていたらどう使っていいかはわからないぐらいの額だが、全体から見たら感覚的にはそれほど大きな額ではない。
ところが日本の借金は1000兆円になるとかならないとか。
これを1億人で割ると、一人頭は1000万円。
これはかなりな額。
逆に言えば、税金を1000万円払う覚悟がなければ一気に返す見込みはない。
恐ろしい。
ところが、1000万円以上の税金を納めている人はいる。
ただ、1億人もいないだけだ。
ネットで見ると国の支出の最も大きな割合を占めているのは社会保障費で、年金問題が大きい。
だから、基準が年齢のみで一律に給付する年金制度をやめて、生活保護制度一本にすべきなどさまざまな意見があった。
どれもなるほどとは思うのだが、全般的にドラスティックに日本の借金を減らす方法を模索しているように思う。
いわば、多額の借金を抱えた日本と言う家庭のご亭主が、ギャンブルで借金を返そうと夢見ているのと一緒のような気がする。
問題なのは、まず年々膨らむ借金を急に返済することではなく、まずは借金の増え方をもっと緩やかにすることだろう。
それを確実に実現に持って行くことが大事だろう。
だから、何かにターゲットを絞るのではなく、ここをちょっと削ってみようかということを繰り返すしかない。
ただ、皆さんの言われるように制度自体に無理があるものを健全化するための見直しや改革も大事だとは思う。
政治は我々の生活に密に関係しているものだから、国民も痛みを感じる必要があるのではないだろうか?
消費税10%が先送りになったことは喜ばしいことなのだろうか?
いつかは10%になるとしても、それがすこしでも先送りになれば家計には優しいように思うけれど、国の経済が破綻した先に、あるいは破綻の危機に陥ったときに、国民が当然のように享受している社会的な保障の一部あるいはすべてを失うことの方が、結局は家計を圧迫するのではないかとも思う。
むろん、増収分を新たな支出に使い借金額が増税後も変わらないということがないと仮定しての話になるけれど。
ここら辺の信頼を正直自分は日本政府には持てない。
きっと、やるべき問題は山積みで資金さえあれば実現したいと思っているからだろう。
しかし、国債返済費がおよそ23兆円。
しかも、現在の日本の税収による歳入と歳出の差は(96-50=46)でおおよそ46兆円。
もっとも、その他の収入と言うのが4兆6千万円ぐらいあるので実際には約41兆円。
同時に返済もしているから、41兆円すべてが年々増えているわけではないけれど、返済額が借入額をオーバーしているわけだから、借金は増える一方だ。
こんなことを続けていけば、膨大に膨らんだ借金が国債の利率を急騰させる結果になるだろう。
その場合は、返済費が跳ね上がることが予想される。
そうなったら、もはや自力での建て直しなど不可能なんじゃないだろうか?
不安なんだよなあ。
正直700億円でも切り詰めたい程。
しかし、民主主義を謳う国家としては必要な経費なのも確か。
なんだか、額が大きすぎて感覚が麻痺してきますね。
コメント
No title
こんにちは^^
そうなんですよね、この時期に選挙って
個人的には、どんだけ無駄使いするんだろうとちょっと呆れてました。
国の為とはいえ、消費税が増えていっても
国民の将来は何も保障されているわけではありませんから
私達がお年寄りになった時、年金はどうなってるんだろうって
ほんと不安になります。
そうですね、政治がらみのお金って莫大過ぎて
感覚が全然わかりません^^;
2014/11/24 18:40 by yuko URL 編集
Re: No title
> こんにちは^^
こんにちは!
そうですよね。
必要なことなのかもしれませんが、制度を使う側のさじ加減で減らせるものなら減らして欲しいお金ですよね。
型どおりにこうなったから『民意を問う』などとお定まりの選挙。
民意を問うならその国民に興味を持たせるような政治をしてみろといいたくなります。
投票率が上がらないのは国民が無関心だからだというけれど、あきれられているとは考えないのかと思います。
投票権が権利である以上、義務感を煽るのはその票を欲しい人たちの欲望の戯言でしかない。
もっとも、その票の多くが入れば、自分達が政権を取れる、あんなことやこんなことができると情熱を燃やしているのかもしれませんが、その陰で私情、私欲を紛れ込ませているように思えてしょうがない。
与党が交代し、「交代しても何も変わらない」(何も変わらないというのは言い過ぎかもしれませんが)という印象を有権者に持たせたことは反省し、襟を正したとは思えない。
結局は与党になり、組閣が進めば、野党がその足を引っ張って、またも血税の無駄遣い。
いやになります。
すくなくとも、700億円あれば数百人程度の老後を充分に支援して上げられるのに。
対象となる全体数から言えば数百人が微々足るものでも、保障して上げられることは大事なのだと思います。
> そうですね、政治がらみのお金って莫大過ぎて
> 感覚が全然わかりません^^;
本当に、なんだかそれを扱っている政治家の人たちもそういう実感のないまま数字だけで遊んでいるようにも思えますね。^^
コメントありがとうございます!
2014/11/26 12:39 by 電脳高架橋 URL 編集
No title
「政治だけはやめときなさい!」
...と( ´_ゝ`)
2014/11/27 19:42 by H@RUCO URL 編集
Re: No title
ですな。うんうん。
2014/11/28 21:19 by 電脳高架橋 URL 編集