上回り癖

知人が医師から消化器系の疾患を指摘され、一週間の経過観察とそれでも改善が認められない場合には、検査入院という宣告を受けた。

幸い、放っておかなければ命に関わるようなものではないので、入院となったらしっかりと調べて元気になっていただきたいものだ。

しかし、飲酒・喫煙など原因となるような素行がない彼だったが、夜勤で昼夜が逆転していることを医師が知ると「あー、夜勤かぁ」と難色を示された。

自分の意見としては何の病気にせよ、昼夜逆転していることは健康にはよろしくないだろう。

まあ、かくいう自分も同じようなものだから、ぽっくりいけることでも祈るしかない。

それはそれとして、その話を隠しておくわけにも行かないから、同居の親に話したところ自分も不規則だといってきたというのである。

確か、昼に働いているはずだと思った自分は知人に聞き返すと、

「そうなんですよ、別に昼夜逆転しているわけでもないし、日によって大きく違うわけでもない。結局、自分の都合で不規則な生活をしているだけで、改善しようと思えば改善できる。ただ、酒を飲んで眠りが浅くなってすぐに起きちゃって、『眠れない眠れない』って言ってるだけなんですよ」

と憤慨している。

確かにその通りだ。一般的なサラリーマンからすれば不規則な生活といえばそういう状態を指すのかもしれないが、夜勤でやむを得ず昼夜逆転している人間からすれば、憤慨しても仕方がない。

自分の勝手でしていることだから、自分と比べないで欲しいというのはもっともだ。

「なんでオレに対してそんな事、言ってくるんでしょうかね?」

と知人。

「あれなんじゃない、

『オレ、試験勉強で昨日3時間しか寝てなくて寝不足だわ』

『ウソ! オレは1時間!』

『あー、でも寝ようとして眠れてないから実質30分かなぁ』

って会話と一緒なんじゃない?」

「いますね、そういうヤツ」

「大人だと、みんなの前でおもむろに薬出して、

『あー、面倒だ。でも、飲むように言われてるからなぁ』

みたいな人で、その人が3錠だと、

『でも、いいじゃないですか。食後に3錠でしょ。オレ、食前2錠に食後3錠ですから面倒くさくて』

って言う人が出てくると、

『いや、今日はちょっと胃があれちゃって、医者が薬減らしてるんだよね。本当は8錠ぐらいかな』

みたいな感じで上回ろうとする人いるよね」

「いるんですか、そんな人?」

「い、いるかどうかは別にしていそうじゃない?」

「まあ、感じはわかりますけど」

「とにかく、結局、どのパターンでも共通するのは自分がひどい状態にあるってことをアピールするわけだよね。」

「そうですね」

「だから、きっと彼らが勝ち得たいのは『大変だね、大丈夫?』なんだと思うんだよ。つまり、その時にライバルが登場しちゃってライバルが上回っちゃうと、『大変だね、大丈夫?』がライバルに全部持っていかれちゃうからなんじゃないかな?」

「だから、上回ってナンバー1の地位を確固たるものにしようとするわけですか?」

「そう!」

「でも、うちの親がそんな事言っても誰も相手にしませんよ」

「じゃあ、単なる負けん気だね」

「どうなんですかね?」

上回り癖のある皆さん、そこんとこどうなんですか?

いたらコメントお待ち申し上げております。

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コメント

あるある~

電脳高架橋さんへ

こんにちは^^

あります、その会話。日常でよく見聞きしますし
自分も言ってる時あります!

ちょっと違うかもしれませんが、
このところ気になるのがこの会話です。
今行ってる学校では、何故か勉強をしていないふりをする
人達がいるんです。

「全然勉強してない、ヤバいよ~」という人に対して
「私なんかテスト問題集すら開いてないよ」と答える。それに対して
「俺なんか家で勉強する時間がないから、結局授業中しかなくて必至!」と答える。それに対して
「私はまだ大丈夫だと思ってるんだよね、最悪 来週くらいから手をつけていけば」と答える。
で、実は二人ともしっかり勉強ができていて、
今まで再テストになっていたことがないんですよ。
何故勉強していないアピールをするんでしょうね。
勉強していないのに、できる人だと思われたいのでしょうか?

電脳高架橋さんのブログを見ていると
あ~わかる~ あるある~ って思います(笑)

電脳高架橋さんの思われるように、
酷い状況で「大変だね」と労わってもらいたいのでしょうね。

ちょっと違うかもしれませんが、うちでもあります、そういう会話。

私「あ~今日は私、なんか凄く疲れたなぁ」
主人「俺も毎日寝不足で疲れるよ、今週は明日(土曜日)まで仕事     だし。yukoは明日休みだしゆっくりできるから!」
私「私は家にいたって、家事に勉強に全然休めないからさ」
主人「でも外で働くより休めてるんだからさ。朝もいつもより寝ていら    れるし」

と、相手の疲れを認めてあげないみたいな(笑)

思うことは、人は素直じゃないとダメだってことですよね。
相手の気持ちを受容してあげること。そして言葉に出してあげること。
そうでないと、人同士うまくいきませんよね。
あらためて、そんなことを思わせられる記事でした。
有難うございます^^

Re: あるある~

yukoさんへ

> こんにちは^^

こんにちは!

> 何故勉強していないアピールをするんでしょうね。
> 勉強していないのに、できる人だと思われたいのでしょうか?

そうですよね、「勉強してない」は学生の頃からこの手の会話の王道で、誰もが経験していることですよね。
自分の考えではyukoさんの言われるように、勉強していないのにできる人と思われたいというのを含みつつ、最初から結果がハッキリしていないことに自信たっぷりに言って、結果が悪くて恥をかきたくないという部分が多くありそうな気がします。
最近で言えば、サッカーのアジアカップのグループ予選で、FIFAのランキング的にはグループ内で日本が一番上位だったのに、選手が一様に「厳しい試合」とか「難しい試合」とインタビューに答えていたのが、楽観してなめてかからないという気を引き締めて臨むというのが最も大きい要因だとは思うんですが、若干、予選敗退した時の言い訳作りみたいな感じが自分的にはしましたけど。
取材にそれをアピールする必要はないというのがそう思った理由ですけど。
あんまり関係なかったですね。

> 電脳高架橋さんのブログを見ていると
> あ~わかる~ あるある~ って思います(笑)

ありがとうございます!
そう思ってもらえることが目標なので、うれしいです。

> ちょっと違うかもしれませんが、うちでもあります、そういう会話。

yukoさんの家庭での話は、結構あるような気がしますよね。
しかし、主観での話しなのでお互いに、苦労を相手にわかって欲しいということが主題なので、旦那さんもきっと詳しく聞いたら、yukoさんを「楽でしょ?」みたいな風には思ってなくて「大変だろうな」と思っていても自分の大変さをわかってもらいたいから、相手の大変さに負けるとわかってもらえない気がしてしまう。
それで軽く否定するような言い方になってしまうんでしょうね。

> 思うことは、人は素直じゃないとダメだってことですよね。
> 相手の気持ちを受容してあげること。そして言葉に出してあげること。
> そうでないと、人同士うまくいきませんよね。
> あらためて、そんなことを思わせられる記事でした。
> 有難うございます^^

そうですね、yukoさんの言うように相手の言うことを素直な気持ちで聞いて、言わなくてもわかってるはずじゃなく、言葉に出して認めることが大事ですよね。
こちらこそ、ありがとうございます^^
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