【アニメ】新世界より 第9話 ネタバレあり

今までで、ほぼやっている事は疑いようがなかった教育委員会による子供たちの処分が確定した回でしたね。
教育委員会は一切の干渉を受けることなく、子供たちを処分する権限を持っている。
だからこそ、早季の両親はあそこまで早季に瞬のことに関わらないようにし、忘れさせようとしたのだろう。
教育委員会に目をつけられてしまっては救うことができないから。
それは、みんながやっていること。いなくなった者は忘れなければならない。少なくとも忘れた事にしなくてはならない。そうした不自然な雰囲気が、冒頭の全人学級に現われている。

それにしても、早季たちの行動が見張られていてサマーキャンプでの出来事もバレているのだとすれば、なぜ早季たちは処分されないのか?
あらたな謎が出てきましたね。「悪鬼」「業魔」と何か関係があるんでしょうか?

そしてやはり、瞬は業魔化してしまったようですね。しかも、その影響はすさまじいようで、松風の郷は異様な景色に成り果ててしまっていました。松風の郷の人たちは皆死んでしまったということなのか?
ついに、不浄猫(ネコダマシ)も登場し、早季を窮地に落としいれてますね。

早季は瞬に会えるのか? 業魔から瞬を救う術はあるのでしょうか?

(以下あらすじ)

晴れた日の全人学級。いつもの温和な遠藤先生がいる。
いつもとは違うのに、いつもと変わらないクラス。和やかなようでも何かの禁忌がクラス全体に隠れている。
瞬が全人学級に来なくなって四日が過ぎた。

早季たち一班は、人目につかない場所にあつまる。
瞬の行方を捜そうと提案する覚。
瞬とのヨリを戻そうとしているのと真理亜。
覚は真理亜の疑問を否定し、瞬に聞かなければいけないことがあると告げる。

 俺らが監視されていると言うのは本当なのか?
 ネコに気をつけろとはどういう意味なのか?
 瞬が抱えている問題とは一体何なのか?

早季は瞬のやっていた課題の卵が割れたとき、中から覗く雛とは似つかない異様な目玉の存在が関わっていると、漠然とではあるが感じているようだ。それを口にしかけるが、そうであった時の瞬の行く末を考え、言葉を飲み込む。

そして、守の慎重論が場を支配する。守に続き、真理亜も自分達が見張られているという瞬の言葉に不安を隠せないようだ。
覚はそのことに半信半疑であり、見張りの人間の姿も見えない。だから、瞬を見つけて問いたださなけれ何も始まらないといった調子で、慎重論を否定する。
しかし、早季は奇狼丸が夜鷹を見張りに使っていた経験から、見張り役が人間とは限らないと不安を吐露する。
真理亜も追従する。
覚は早季たちの言いようが、わが身かわいさに友達を見捨てようとしているのだ落胆し、
「わかった、とにかく俺は瞬の行方を捜してみる。無理強いはしないから。」
とその場を去ろうとする。
「私も探すわ」
と早季。
真理亜も瞬のことは心配なのだ。
「ただ、四人いっしょに行動するのは目立ちすぎるからやめた方がいいってことよ。」
守は自分の事で手一杯という風だが。
覚はこの意見をのみ、二手に分かれて調べることにする。
覚と早季は瞬の家に、真理亜と守は他の班の人に聞き込みとなる。

小舟で瞬の家のある松風の郷に向かう二人。早季は幼い日、瞬の家を訪れたことを思い出す。瞬の家には大きな木の大黒柱があり、その前には、瞬の両親、その間には小さなすばるを抱いた幼い瞬がいた。
その時、覚の緊張した声が早季の回想に割って入った。
「あれ見て」
覚の視線の先、松風の郷の船着場には船の着岸を妨害するかのように大きな船が停泊していた。
「いったん、通り過ぎよう」
覚はそのまま、松風の郷を通り過ぎた。その時、松風の郷への侵入を警告するような黒と黄色の縞の縄が渡してあるのが見える。
仕方なく早季たちは迂回して森から松風の郷に入ることにした。

一方、真理亜たちも異常な事態が起こっていること気付きつつあった。クラスの松風の郷の生徒が全員休んでいるのだ。

早季たちは、大きく迂回した誰も通るはずもない森の中で、警告の黄色と黒の縄が張られているのを目撃する。どうやら、松風の郷を囲むように張り巡らされているようだった。そして、その中で侵入者を警戒しているのはバケネズミだった。単なる人手不足なのであればよいが、人にはできないがバケネズミにはできることがある。人を攻撃することだ。早季たちの嫌な感覚はもう小さくはなかった。
だが、その先には異常なものがまだあった。八丁標の内側にさらに八丁標が張られているのだ。
そして、木の表面には人面のようなものさえ浮き出している。その木々も大きくねじれ異様な空間を創りだしている。さらに、暗いその場所で咲き誇る花々、そのそばにはたくさんの蝶の死骸。地面は霜に覆われていた。
極めつけは、嵐の大海原の様にうねった大地だった。
そのくぼんだ部分に人影を認め、上で身を潜める早季たち。そのとき、早季の視線の先にある大岩の陰に屋根らしきものを見つける。空中に鏡を作り出せる覚の呪力で、陰の部分を鏡に映して確認すると、そこにあったのは大きな木の大黒柱だった。ここが瞬の家だったのだ。それとわからないほどこのあたりの様子は変わっていた。
瞬の身に大変なことが起こっているのは疑いようもない。
打ちひしがれる二人、待ち合わせの公園に真理亜たちは来ない。どうしていいかわからない。何もわからず、ただとてつもなく異常な出来事が瞬の身近に起こったということだけがはっきりとしている。
二人は、翌日また瞬の捜索をすることを約束してそれぞれの家路についた。その途中、早季は最後に瞬と会った場所を通りかかる。瞬の笑顔が遠く、離れてしまったことに悲しさがあふれ出す。

家に帰ると両親が揃って早季を迎えた。何事もなかったように振舞うが、異様な状況や光景を目の当たりにした早季にはわかっている。隠されているのだと。
そこから遠い話題を語り合う両親。触れてはいけないことを早季も理解していたが、失われつつある人を助けたいという想いに、ついに口を開いた。
「ねぇ、瞬のこと知らない...」
顔色を変える両親。教育委員会が関わっているような生徒の失踪などは口にすることすらタブーのなのだ。食い下がる早季に、父親は禁を犯してやさしく諭す。
「早季。いいかい、人生というものには何度か試練がやってくる。親しい友人との別れもその一つだよ。」
彼に言える精一杯だろう。
「青沼瞬君は行方不明だ。」
愛する娘に向けた精一杯の誠意。
だが、瞬の身を案じていた早季はその言葉に狼狽し、父親を詰問する。
今度は、母が強く早季をたしなめる。
「私はあなたのことを心配して言っているのよ!」
早季もその想いはわかっていた。だが、だからと言って瞬を見捨てることなどできない。
早季は食事を切り上げ、自室に戻ろうとする。
「私は二度と...いいえ、あなただけは失いたくないの」
母の言葉が示すことはわかっていた。だが、早季にはどうしていいのかわからない。
ベッドで横になる早季。思い出す。
名前の漢字には意味があり、「季」の字は末っ子という意味があること。
そして、おぼろげな記憶、遠い記憶で母が自分を「さっちゃん」と呼ぶ。
さらに、もう一人「よっちゃんも」と呼んだ。
「吉美!」
跳ね起きる早季。その時、窓に女性の影が映し出される。
だが、それは真理亜だった。真理亜はひどく怯えていた。
「怖かったわ。もう少しであたし達も殺されていたかも」

真理亜たちは、情報が得られなかったので立ち入り禁止の中庭に何か手がかりがないかと真理亜の浮遊術で忍び込んだのだった。
すると、以前瞬が和貴園の中庭にあったといっていた小屋みたいなものがあり、扉にはカギがかかっていた。その扉に耳を当てると猛獣のうなり声のようなものが聞こえる。
その時、三人の人が入ってきた。真理亜たちは物陰に隠れたため、声は聞けたが顔を見ることはできなかった。一人が遠藤先生であるらしいことはわかったが、あとの二人が誰なのかはわからなかった。
きれぎれに聞こえる三人の会話で、
「完全に業魔化する前にけりをつけないと」
という言葉が真理亜に衝撃を与えた。
そして三人は物置小屋のうち二つから、ライオンほどもある不浄猫を連れてどこかへ行く。去り際、遠藤先生がいう。
「あんなに優秀な子だったのに、残念だ。青沼瞬。」

すべてを知った早季は真理亜を家に帰すと、あわただしく身支度を整えた。首には瞬から貰った猫よけのお守りをつけている。
早季はマントラを唱え、二階から両親に気付かれないように抜け出す。全力でとばした舟は松風の郷に着く。
しかし、やはり昼間と同じ大きな船がいて、辺りを警戒しているようだった。だが、早季はなんとか警戒を抜けて、松風の郷に入る。
真っ暗な松風の郷は、静まり返っている。たいまつに照らし出された早季の影が大きく不気味に広がっていた。

その時、目の前に大きな猫が現われた。


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