牛乳寒天はなにでつくるか?

昨今、ちょっと注目されているのかな? 牛乳寒天。
牛乳はもちろん栄養価が高いし、寒天は食物繊維たっぷりで、腹持ちもいい。
便秘やダイエットなどにもいいデザートとして注目されているんだろうなどと自分なりに理解していた。

過日、友人宅に行くと早速、
「牛乳寒天作ったんだけど、食べる?」
とお誘いを受ける。
自分としてはその感じのデザートなら、ゼラチンで作ったゼリーの方が好みなのだが、まあ、暑いときのデザートとしてはのどごしもよく、爽やかで断る理由はない。
「ありがとう」
といただく事にした。
友人は、
「ちょっと分量とかしっかり量らなかったから、かなりゆるくて固まらないかなと思ってたんだよね」
と、前置して出してきた。
確かに、もってきたそれはたぷんたぷんと揺れて水分が多めな印象だった。
「でも固まってるじゃん、俺はこのぐらいの方が好みだから大丈夫だよ」
と言ってありがたくいただいた。
しかし、一口食べて驚いた事にその牛乳寒天はゼリーのようにねっとりと弾力がある。
とても寒天のようにある程度の力で切れたり崩れたりするのではない。
水分の多く、ギリギリで作った寒天とはこんなにも弾力を持つものかと感動した自分は、
「これ、本当にゼリーみたいな食感だよね。俺的には普通の寒天よりこのぐらいの方が断然好きだ。上手いね!」
と絶賛した。
友人は興味なさげに、
「ああ、そう?」
と受け流していた。
その場は、そのあとは出された牛乳寒天を完食して終わった。

それから数日後、二人は買い物に行く用が二人とも会ってそこへ向かう車中にいた。
「そういえば、あの牛乳寒天って粉の寒天で作ったの?」
ふいに牛乳寒天を思い出して、自分が口火を切った。
「えっ、ああ、粉、粉。大体、粉じゃん」
「でも、棒寒天とか天草とか煮出す場合だってあるわけじゃん」
「ああ、ウチの母ちゃんは棒寒天とか使ってたけど、牛乳寒天の時はほらゼラチンだったから...」
一瞬、『うん?』となったけど、『母ちゃんはゼラチンで牛乳ゼリー、私は粉末寒天で牛乳寒天を作りますよ』という意味だと思い直して、
「ふーん、じゃあ、君の母ちゃんは『牛乳ゼリー』だったんだね」
と言うと、不意に空気が変わった。
「ん? 牛乳固めてるんだから『牛乳寒天』でしょ?」
「いやいや、ゼラチンで固めたら『牛乳ゼリー』でしょ。寒天で固めたら『牛乳寒天』」
友人はちょっと悩んで、
「じゃあ、この間食ったのは牛乳ゼリーだ!」
と宣言。
「じゃあ、粉ってゼラチンってこと?」
「そう、確か箱に『ゼラチン』って書いてあった気がする...」
「『気がする...』って、何使うか考えて使ってないの?」
「失礼な、ちゃんと『固めるもの』ってことは考えて使ってるけど、あんまり家に寒天ってないじゃん。それにウチ、たぶん牛乳の時には必ずゼラチン使ってる気がする」
「だから、それは『牛乳ゼリー』でしょうが、なんで『牛乳寒天作ったんだけど食べる?』って聞くのよ」
「ウチではずっとゼラチンで固めたものを『牛乳寒天』という慣わしになってるから...」
「...さ、さいで...」
どうやら、彼女の家ではそれは大した問題ではないようです。
感動して損した。

皆さんの家では、牛乳寒天は何で作りますか...
これが、意外とゼラチンだったら怖いな。
まあ、コラーゲンたっぷりでそれもまたよしなのかな?

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コメント

No title

電脳高架橋さんへ

こんにちは^^

私もそのご友人と同じかも^^;
棒寒天は和菓子に使い、
粉ゼラチンは洋菓子に使うイメージがありましたが
私も粉ゼラチンを使用しても、「〇〇寒天」とか言っていたかも
しれません。
そもそもあまり寒天やゼリーを作ることがないので
あらためて勉強になりました。
牛乳寒天というと、杏仁豆腐のようなイメージで
棒寒天を使用することが多いと思いますが
ご友人が作られた牛乳寒天(ゼリー)の触感も面白く
新しい商品のようで食べてみたいです^^



Re: No title

yukoさんへ

> こんにちは^^

こんにちは!

そうなんですね、使うのは洋か和かということで選別されて、洋菓子っぽかったらゼラチン使用となるわけですね。
意外に実務的で現実的な女性の方はそういう方が多いのかもしれませんね。
男は意外とそういう形式にこだわるというか、料理を作るのでも経験的に女性はちょっと洒落た料理でもオレガノないからいいっかみたいなことをいうのに対し、男性はちょっとしかつかわないハーブとかちゃんとしたやつ買ってきて、結局その料理にしか使わず捨ててしまうという傾向がある気がします。
たしかに、ゼラチンの牛乳寒天の方が自分の好みで美味しいんですけどね。
ちょっと、詐欺られた気になってしまうのでした。

コメントありがとうございます!
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