【アニメ】新世界より 雑記 「瞬は誰を好きだったのか?」 ネタバレあり

今日は検索ワードに入っていたのでそれについて書いてみようかと思います。

結局、「瞬は誰が好きだったのか?」

結論から言うと、ヒロイン早季を最も愛していたということになると思います。

BL好きの諸氏には残念なことではあると思いますが、覚のことは友人として好きではあっても、恋愛の対象としては単に代替行為の対象にはなりえても、真の意味でそういう気持ちがあったかといえば、なかったのではないかと思います。

それを裏付ける部分として、11話で覚は記憶を操作され、「X」と瞬のことを呼んでいますが、「俺のほうからしつこいぐらいに言い寄ってたんだ」と頬を赤らめています。

背景にあるのは、この新世界よりの神栖66町の世界では、人々に争いが起こるようなストレスフルな精神状態にしないための、ボノボをモデルとした性的接触または擬似行為を推進していた。
しかし、「悪鬼」や「業魔」の出現を恐れる世界は子供たちを厳重に管理し、監視しようとしていた。その独立機関が教育委員会であり、倫理委員会でもおいそれとは口出しできない。
そのため、把握できない私生児などが生まれることを恐れた教育委員会は思春期の性への目覚めを迎える子供たちの男女間の恋愛を厳しく管理する一方、同性間での恋愛を容認してきた。まさに、ムチとアメということになる。

そうした背景に則って、早季と真理亜、覚と瞬は一時的なカップルを形成したに過ぎない。まして、瞬は教育委員会の意図を理解しつつ、それに準じてさえいたのではないだろうか? 枠から外れること、これは死の恐怖すらある世界なのだから。

そして、瞬の早季への想いはそこかしこに現われている。
初回の冒頭の丘での日暮れの情景でも、瞬はみんなの興じる遊びには興味なく、ただ中立の審判役をやっていた。
思索に耽ることが多い。が、その考えを理解してくれるものは少ない。
早季はそんな瞬が好きだっただけかもしれないが、瞬のもとに行き、その話を聞いてくれる。瞬にとっては早季の存在は大切だったように思う。思慮深い人間に多く見られる傾向だが、自分の本心を見せたがらないので、ことさら早季に伝えたりはしないが。

さらに、サマーキャンプのナイトカヌー。たまたま早季とのペアになり、レクチャーをしたが、その時間を瞬はとても大切にしているように見えたし、呪力を駆使して幻想的な風景を見せたのも、早季を喜ばせたい一心だったように思う。あのカヌーでの手を合わせた瞬間が、二人がお互いへの気持ちを恋愛として認識した瞬間だったのではないだろうか?

業魔になった瞬は、すべてをあきらめなければならなくなった。両親を死なせ、自分の大切なすばるを異形化させ、存在そのものが悪意のない悪となってしまった。しかし、本当に一緒にいて欲しかったのは早季であり、愛する瞬を早季も自身の命を賭してまでも救いたいと思った。それが第10話。しかし、瞬はこの世に存在し得ないとその聡明さがゆえに理解してしまう。早季を失った孤独を埋めてくれたすばる。すばるの死によって、気付く自分の気持ち。躊躇していたのはどこかで早季にもう一度会いたかったからかもしれない。

「私に、なにかして欲しいことは?」
早季の問いに瞬は許されるなら、願うことはあったのだろうが叶わないことだった。

瞬が望みうることは、自分の記憶持つ愛する早季に生きて欲しいと言うことだったのだろう。

早季が巻き込まれないように、呪力で遠く飛ばした時、瞬は言う。
「ずっと、好きだった」

以上、疑う余地なしですね。


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25

関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント