【アニメ】新世界より 第12話 ネタバレあり

倫理委員会のヘッド、朝比奈富子さん登場。

瞬の言う、「僕らはずっと監視されてたんだ」とは、おそらく早季の成長と後継者としての適正を観察されていたと言うことだろう。

それゆえに、倫理規定に違反する行為も黙認された。

もちろん、「悪鬼」や「業魔」になる可能性は排除しつつも。

今回、朝比奈富子に会ったことにより、早季には一つの行動の制約ができた気がする。

後継者としてと言ってはまだ大げさだが、後継者候補としての自制心や判断、行動規範みたいな制約。

そうしなければいけないと言われたわけではないが、そうすべきとは意識してしまう。

そして、友達のことを考えていればよかった自分に、神栖66町の人のことを考える視野が生まれるのではないか。

その二つが相反するとき、早季のとる道はどっちなのか?

守の失踪は、それを現実化する事件のような気がする。

早季たちは守を無事に連れ帰ることが出来るのか?


(以下、あらすじ)

朝比奈富子の待つ部屋へと通される早季。

言われたとおり、朝比奈富子は優しげな笑みを持つ、気さくな人柄のようだった。

富子は早季の目を光のあるいい目だと言う。そして、早季を自分の後継者にと考えていることも伝える。

かしこまる早季に、富子はその理由を伝える。

人格指数。それはどんな時、どんな状況においても我を忘れることなく、また、理性的な自分に戻ることができるかを問う指数。

全人学級での成績が決していい方ではないという早季に、富子は早季の人格指数が高いと言う。

サマーキャンプでの出来事を隠しているつもりだった早季に、富子はミノシロモドキから血塗られた歴史を聞き知っていることを指摘する。

やはり、瞬の言っていたことは事実だったが、早季にはその記憶がない。瞬とともに抹消されている。

そして、サマーキャンプから帰ってきた5人は、その内容や心理状態を細かく検査されていたらしい。しかし、この時の記憶もおそらくは消されていたと言うことなのだろう。

早季の経過観察の結果は見事に短期間で回復していた。

「最高責任者には、清濁併せ呑む度量、真実を知っても動じない胆力が必要なの」
と富子。そして、
「あなたにはそれがあるわ」

早季たちが処分されなかった理由を尋ねると、それを決めるのは教育委員会で、倫理委員会はその決定に口出ししないようにしてきたという。だが、早季を後継者にと考えた富子は、一班に関してのみ教育委員会にお願いして処分を留保してもらったのだと。

教育委員会の議長は宏美で、早季の母、渡辺瑞穂とは交流があるらしく、早季は家で何度か会っていた。

その教育委員会のメンバーは、富子に言わせれば恐怖症に憑りつかれているのだという。
富子にもその恐怖はあるが、教育委員会のメンバーを恐怖症というのは、実際に悪鬼を目の当たりにしていないかららしい。自分達の中で恐怖を増幅し、極度にその出現を恐れているということなのだ。

富子は早季に自分が体験した悪鬼の話を聞きたいかと問う。
迷うことなくうなずく早季。

それは、富子が看護師をしていた時のこと。
全人学級で問題な傾向を認められていた少年Kは、しかし、様々な事情からこれといった対策をされることなくほおっておかれた。
そして、ついにある日悪鬼化し、手始めに担任、続いてクラスの生徒、町の人たちと殺していった。
そして、夜が訪れたとき少年は風邪に苦しみ、病院を訪れた。
富子はひと目でその子が悪鬼であることを悟り、土田先生に伝える。
土田先生はKを風邪を診察し、薬を打つフリをして毒でKを殺した。そうと悟ったKも土田先生の頭を呪力で吹き飛ばしたが、やがて絶命する。

悪鬼の恐怖から解放された町は、悪鬼の出現を防ぐためにKのような可能性を完全に取り除くことをしたと富子は言う。
続けて、「これは復讐ではないの。」と言うことばから察するに、Kの家族や血縁を根絶やしにしたということだろう。それにバケネズミを使った。
そして、人権の発生を17歳まで後倒しにすることにより、教育委員会の権限で危険性の認められる子供を処分できるようにした。そのために、家猫を改良し不浄猫を創り出した。
そのおかげで、それ以後に悪鬼は出現していない。

だが、今度は業魔が出現する。やさしく、聡明な女の子は業魔化し、本人の意思とは無関係にバッドスピルによって漏出した呪力が周りのものを奇形化させた。
バッドスピルの抑制薬とウソをついて渡した、5錠の錠剤。一日、1錠ずつ飲むようにと伝えてあったが、聡明な少女はその一つが毒薬の錠剤とわかっていながら一度にすべて飲んで、自ら命を絶った。

その話を聞いた、早季の両の目からは止めどなく涙が溢れた。記憶を呼び起こすことが出来ない記憶に呼応して、哀しみが溢れているのだ。

その記憶を取り戻したいと早季は言うが、富子はそれを許さない。
なぜなら、早季が記憶を取り戻せば、早季自身がそれに耐えられても友達にそのことを話さずにはいられないだろうと。そして、話せばその中の人間が耐えられずに、精神を病み、再び「悪鬼」「業魔」にならないとも限らないのだという。

富子は言う。
「鎖はいつも一番弱い輪から破断するの。だから、私達は常に最も弱い者に対して気を配らなければならない。」

「二度と悪鬼や業魔を出さないために何をしなければいけないか」

後継者としての責務を伝えられ、倫理委員会のある建物を出る早季。

翌朝、いつもの待ち合わせの場所で待つ真理亜だったが、守がいつまでたっても現れないので、家に言ってみる。
すると、守の父親が「捜さないでください。」という書置きを手に出てくる。

いなくなったことを聞いた真理亜は父親にこのことを内緒にするようにいい、早季の元へ向かう。

覚を含め、三人で探そうとするが守の欠席が確定している今、一班の残りの自分達が朝から欠席するのは明らかにまずいので、一度、全人学級に出て、自由課題の時間に抜け出して守を捜すことにする。

予定通り、自由課題の時間に教室を抜け出すと、二班から一班に移ってきた良が三人を呼び止める。自由課題は班単位なので何をするのか教えろというのだ。
覚はそれぞれバラバラの場所で集中してやるように適当な課題をでっちあげ、良に自分達に近づかないように差し向ける。

こうして、三人は守の捜索に向かうが、守がいなくなった理由はハッキリしない。ただ、守は自分が処分されるのではないかと、怯えていたらしい。


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